コミティア98 ―― よく購入している主なサークルから。


  • たかみ弌 《ein
    • オフセット「机上の爪あと」
      • TRPGをやる高3受験生たちの物語。場が“ごっこ遊び”の方向でもっと盛り上がらないものかと四苦八苦するゲームマスターの姿に、20数年前の自分を重ねる。学生レベルだと、ゲームの習熟度より、普段の話術とか人当たりのほうでその場が左右されてくるので、そういうのが不得手になってくると、いろいろわやくちゃになりがちだった。
  • 井上眞改 《流星
    • オフセット「POPS もう時間がないので、こそこそっと出してしまえばどっかで頼まれた昔の百合マンガ原稿だとわからないかなわからないといいな突発本」
    • 善い百合。
  • 渡辺伊織、星真仁 《THEE SENTIMENTAL UNION
    • オフセット「THEE SENTIMENTAL UNION #06. “and yet”」
  • とんぷ 《黒電話
    • コピー誌「俺の部屋にはウサギが居る 飼い主風邪をひくの巻」
  • 吏乃兎(りのうさぎ) 《黒電話
    • コピー誌「サツキとメイ 1」
  • ソウタマエ 《エンジ
    • オフセット「ノドリム」
      • 目が覚めたら、色柄とりどりの帯に絡まれていた少女。目の前にいた不思議な少年と再開の約束をして、歩き出し――。
      • (内面世界で)目を覚ました瞬間の大ゴマは、ハンモックのようになった帯の束に絡め取られた状態の少女。何がどうなってるんだろう?と読み手を引き込むのに十分なインパクト。そこからストーリーがすぐには動き出さず、ナゾの少年とある約束を結ぶ。?が放置された感覚になり、少しじりじりするが、これがラストで大きな意味を持つことが明らかになり、喜びのカタルシスを膨らます。過去作品でも気になってた、4次元感覚に溢れた空間・建物の描写の巧みさで、ああやっぱりここは内面世界なのだなということが徐々に分かっていく過程が心地よかった。
  • かめい薄雪 《ウスユキ
    • オフセット「Snow Borne Sorrow」
      • 独立戦争の英雄と呼ばれる撃墜王の女性パイロットのもとに、彼女をモデルにした映画の主演女優が、役作りのためと称してやってきて――。
      • リュウで「桃栗」シリーズを不定期掲載していたウスユキの、(リュウ一時休刊にともなう?)ひさびさの同人復帰新作。
      • 去年3/13の日付で紹介されている音楽(http://usyuki.com/2011/0313/)が印象に残ったので、今度入手しようと思う。
  • 日野 《夢と笑うな ユメトワラウナ
    • コピー誌「私の、」
      • ケヤキ荘の人々シリーズ。雰囲気がすごい好きなんだよなぁ、具体的に指摘しにくくてもどかしい。携帯に憑いた(?)何かがメールで色々アドバイス
  • 裏美道 《ひとりレギオン
    • コピー誌「KIDNAP 06 USBマウス」
    • コピー誌「水の上 水の下」
  • 三島 《つゆくさ
    • コピー誌「資料室の箱」
  • 砂虫隼 《乱痴気事虫所》
    • オフセット「妄想もぐもぐ」
  • 香深村れん 《花好月圓
    • オフセット「野苺堤の戦 狙撃手 後」
  • 原田尚 《素路
    • オフセット「ASTRONAUTS」
      • 子どもの頃、「宇宙飛行士になる」「タイムマシンをつくる」と夢を語り合った少年2人。10年が経って、宇宙飛行士を夢みた少年は余命わずかを宣告され、タイムマシンを夢みた少年は落ちこぼれの自分に諦めかけていた。そこに、将来の君達を見られるように、10年後の未来に飛ばせてあげるという男が現れ――。
      • 明るい未来を描けることも才能。
  • かなやあい 《ハミゲタン。
    • コピー誌「南の島へ逃げましょう」
  • 國津武士相模屋
    • オフセット「アルキヘンロズカン 4」
    • オフセット「アルキヘンロズカン 3」
      • 作者の四国48箇所めぐり体験を下敷きにした、男女それぞれの主人公が体験するお遍路フィクション。後半の3冊目、4冊目。数年前、國津武士名義の商業仕事を辞めてしまった(新しい2つの名前で仕事をするようになった)國津が、また、國津武士名義でこうやってLet'sお遍路的な要素の一切ない独白の強い作品を描いてくれ、それが面白い。
      • 道中で出会った遍路専門の写真家が♂好きの人だと分かる話が好き。
  • チョモラン 《夢のチョモラン王国
    • オフセット「王国を出よ」
      • 既刊「山とヨーフ」の設定や、舞台となっているファンタジー世界で、ドラゴンを狩ることでどうやって生計が立てられているかなどの紹介本。チョモランの創作作品は、獲物にトドメをさした刃が脂でギラギラと滑っているような臭い(直接描写でなくて)があって好きだ(東方系のほうはジャンル自体未知数なのであまり)。
  • 派手な看護婦 《ステーキハウスまで何マイル
    • オフセット「くろほん」
      • RAKUGAKI集。ストーリー抜きで絵だけピックすると、意外にハーレム系メディアミックスモノの作画担当もなんなく務まりそうなくらいキャッチーな絵なんだと気づく。
  • 西村もつ/ひぐらし/たけやん/わきのしたジョリー/ナイトホーク佳典《おしゃれ団
    • コピー・合同誌「おしゃれ団 解散本」
  • パイオン殿塚/N 《なんとか部
    • コピー誌「なんとか部百合キス本 Vol.6」
      • とうとう部の実態が正体不明に。
  • ジョン・テンダ 《にこらてすら
    • プリンタ本「にこらてすらポルノシリーズ 痴漢」
      • いろいろひどい。ポルノにはなっていない。
  • 掛川タキヲ/神村秀次郎/ちー《ハイヴリッド
    • プリンタ本・合同誌「ハイヴリッド ゴジュー」
  • azuco/楽田 《くじら座
    • コピー誌「宇宙交易商社 01 お試し版」
  • 《さ〜くる・UTUMNO》
    • オフセット「かぼちゃのちゃちゃちゃ」
  • 柳田人徳 《めこ
    • コピー誌「LV.30」
  • ろくろーぶな 《滑空できるよ
    • オフセット「縁側のでゅらはん 3」
      • でゅらはんシリーズ3年越しの最終回。
    • コピー誌「くろぎつね その6」
  • 九井諒子西には竜がいた
    • オフセット「金なし白祿」
      • 筆使いの巧みさゆえに、絵に描いた生き物が掛け軸から飛び出してしまうため、片方の瞳は入れないことで有名な絵描きの高川白祿。財産を騙し取られて金がないため、過去に売り払った架空の生き物の絵に瞳を書き入れ、高値で売り払おうと企む。家にあった自作の贋作の武者絵に瞳を書き入れ、飛び出てきた武者絵を従え出立するが――。
      • あいかわらず完成度が↑。絵描きに冷たくあたられる武者絵が、なぜ献身的に絵描きのために仕えるのか。天敵であるはずの雨の中を、絵描きを背負って駆けるほどに。ピースがぴたーっとはまるラストが上手い。
  • 溝口 《臨界
    • プリンタ本「GRIP」
  • Euせるりあん☆ぶるー
    • オフセット「FASHIONSNAP 2」(どこかでの委託)
    • オフセット「伊勢 BACK-STREET GIRLS」(どこかでの委託)
      • また、直接参加でのマンガ作品、読みたいですね。
  • ひるねおんせん 《すじー
    • オフセット・合同誌「まんが 地味っ娘」
    • しおり×1
  • 苦嶋 《Dogdays/しじましま
    • オフセット「娘観音仇討始末記」
      • 無念の内に切腹させられた父母の仇討を諮らんとする娘の物語“娘観音仇討始末記”を得意にする講釈師。ある日、物語と瓜二つの仇討に命をかけているという娘が現れ――。
      • かたくなに敵討ちを諦めない娘の狂気一歩手前の一途さに、"観てきたような嘘"を仕事とするはずの講釈師が次第に飲まれていく展開が、ちょっとドキドキ。
      • あと実はクールデレな敵討ち娘さんが嫁にほしい可愛さ。
  • 奇観鳥 《傍流のせせらぎ
    • プリンタ本「Spindle カエカとオシケ 20 随に」
      • カケオシシリーズ最終巻。海から戻る物語。
  • SUZ 《クロ僕屋
    • プリンタ本「人工言語アルカ入門」
    • プリンタ本「ひとりドウジンシ 同人史」
      • 昼間は仕事、夜は眠い目をこすりながら創作系同人づくりにいそしむ日々。ある即売会で見つけた同人にほれ込み、作者のブログに感想を送ってみたところ――。
      • 同人を自らやる人も、読み専の人も、一度は身に覚えがあるはずのせつなさ(と、ある種の勘違い=「僕がとどめを/さしてしまったのか」)を描ききった(ありそうでなかった?)。同人を続けること、同人を読むことを続けることとは、何か意味があるのか? 意味を求める必要があるのか? 楽しければいいのか? 楽しくなくなったら辞めればいいのか? これは原則を自分の中ではっきり持っていたとしても、シチュエーションによってどうしても大きなブレだって出てくるテーマ。その時、あなたはどうしますか(どうしてきましたか)。
    • プリンタ本「ペーパー本」
  • HEY 《サークル丙
    • 無料コピー誌「ブルーベルシスターズの節電の夏 日本の夏」
    • 無料コピー誌「ブルーベルシスターズの塵も積もれば大和撫子
    • 無料コピー誌「ブルーベルシスターズのゲームの達人」
    • 無料コピー誌「ブルーベルシスターズのつぶやきシロッ」
      • 小鉄とハルだけは、永遠にバカやっててくれるように思える。
  • 成松幸世 《みそ煮
    • コピー誌「芙蓉のひと」
      • 口から花を咲かせることができる女たち。花は、食べると美味しいのと不味いのがある。開く前の花はどんな味がするんだろう――。
      • このサークルは、過去の既刊から全く予想もつかないテーマと作風でガンガン攻めてくる。すごいアグレッシブ。
  • 井ノ上ふき 《いののお店》
    • オフセット「ムシガワク」」
  • 瀬戸内 《瀬戸内製薬
    • オフセット「フタデナシ こんな魔法少女は嫌だ」
      • クリーチャーもどきの生体実験を繰り返していたおじちゃんが死去。葬式の日、いろいろ問題もあったけれど好きだったおじいちゃんを亡くして涙を流す少女のもとに、首だけになったおじいちゃんが出てきて――。
      • 変身バンクシーンで少女の歯がごろごろと抜け落ちる描写がグロくて良い。
  • ウチヤマユージ 《キツネツカ
    • オフセット「もくまおう」
  • 夜目新聞社
    • プリンタ本「LAUGHING MOUNTAIN」
      • 雪に覆われた冬山の一軒屋に集荷のためはるばるやってきたヤマネコトマト運輸の銀狐娘。一軒屋に住む娘から渡された荷物は、銀狐娘のものにそっくりな毛並みの尾っぽで――。
      • 割と急展開。"黒いもの"に取り込まれていたという生き別れの○○との再会。○○属性も十分備えている自分には次期シリーズに期待がかかる。
      • 原稿用紙に描くのでなく、色々なサイズの全然違う用紙に描いた絵を、後で切り張りしているページもあるとのことで、それもあってコマ割りという考え方がほぼない独特の構成が生まれているみたい。
  • 真受融 《薬缶猫》
    • 仕掛けコピー誌「ウエハース」
      • メモ帳式の本体を、一番下からぱららっとめくって読むと、あら不思議、川の上におおきな橋がかかっていきます。歯磨き嫌いなお子様の虫歯乳歯に紐をくくりつけて、メイド達が橋の上からバンジーさせます。
  • S藤 《うみのねこ》
    • オフセット「包帯少女時代」
    • コピー誌「背の高い女」
  • 広く。
    • 文庫カバー×1
      • ちゃんと使えます。
    • 新書カバー×1
    • シール×1
      • 絵柄はスターダストプレス。
  • 金太郎、草吉 《えのころ工房
    • カレンダー「えのころ七曜帳 2012」
    • 無料プリンタ本「えのころだより 42」