2/8。

  • 緊急開催!! 闇社会の守護神と呼ばれた男、田中森一 仮出所トークライブ at ロフトプラスワン
    • ヤメ検で、ヤクザや裏社会の弁護を引き受けた後、詐欺罪で3年服役、昨年末に出所した田中森一トークライブ。出演は、元刑事の北芝憲、「ウシジマ」協力や「クロサギ」原作等で知られる夏原武、ヤクザ業界に詳しいノンフィクション作家の森功サイゾー編集部の川又宇弘。
    • 中選挙区時代の東京8区で、鳩山邦夫のライバル議員のF議員に土下座して頼まれ、対立候補の演説にヤクザチンピラを動員して「俺たちのことをよく分かっている!」とやらせ拍手の嫌がらせをしたエピソードを披露した夏原に、そのあたりの事情はよく知っている当時、警視庁刑事で8区の選挙違反捜査を担当していたという北柴が突っ込んでたのが面白かった。
    • 田中が80年代までの検事時代にネタ拾いのため欠かさずチェックしていた雑誌は「財界」「経済界」などだったと。
    • バブル時代の巷の金遣いは改めて聞くと本当に非現実的。今のデフレを認識。25年前の金銭感覚が今よりも上、25年前の100万円より今の100万円のほうが価値が高いように感じる。
    • 田中、税金対策で買ったヘリコプターは1度しかのらなかったと。2年で代金の7億円を減価償却。維持費年間5,000万円はリースで回収していたと。当時人気のあった節税対策の買い物はヘリコと映画のフィルム。償却期間を早く設定できたのでと。
    • 原発のことを振られて、震災全般に対する観点に答えをずらす田中。そういう人物か。橋下には期待しているとも言い切った。ふーん。
    • 検事時代、深夜0時を回って容疑者を留置場から呼び出し、自白を取ろうと尋問したことがあったと。また、ウラガネづくりに実際に係ったと明言。三井環が言っていることは真実と。
    • ある事件で、政治家への金の流れを掴む重要なメモが見付かったので、操作するなと圧力を受け、事件そのものが流れたと。立件を目指していた別の案件では、それの立憲は無理という論文を法律誌に上司が寄稿したのを読んで、諦めざるを得なかったと、直接の圧力はなかったが。
    • 田中と北柴が、取調べの可視化をやってもそれだけでは足りないと。それはそうなんだろうが、やらないなら前に進まない。
    • 田中はずっと、ヤクザ社会の裏側――違法な部分は知らなかった、関わっていなかった、という話しぶり。それはウソだろう、というか、墓場までもっていかないとヤバイネタなんだよと言外にアリアリ。
    • 北芝。暴力団排除条例の全国各地の施行でヤクザが地下化、以前のシャブ等のシノギから詐欺、強盗へと悪質化していると。ハングレの浮上もヤクザの地下化と関係?
    • 森。新潮時代にヤクザの親分から持ち込まれた政治家の案件を「難しい」と断りに事務所にいったら、お茶を出そうとしたチンピラを親分が目の前で1時間にわたって半殺しに。森を暗に脅したことがあったと。自分の利益に沿わないことをされたり不利益で切羽詰ると豹変するのがヤクザの本質。
  • ZUKI樹「きんぱつへきがん関西版」1巻
  • 田口ホシノ「まがつき」5巻