コミティア110

6きみピコ2クロニクル。

  • 青空、風ほとんどなしの秋晴れ。タートルネックに薄手のパーカーという装いで十分にいけた。
  • 東駐車場に待機した後、開場から5分ほどで、東6の自販機コーナーと女子トイレの間のシャッターから入場。そのまま直進して、ひさびさに参加の《メガネハイパー》からスタート。他にも岩岡ヒサエの《moimoi》や《サンタロー》《せるりあん☆ぶるー》《すたひろBOX》《アイボリタワー》《秋田モルグ》とか、30週年記念とあって、最近ティアにご無沙汰だったサークルが。《せるりあん☆ぶるー》は9月に突然、同人で出してた制服本シリーズの商業版が出てびっくりした。
  • お座敷&展示のティアX併催にともないコスプレ解禁ということで、《パコキリン》に「燐寸少女」のコスプレの売り子さん。銀髪の再現具合やまつげの長さの決まり具合に感心する。確か《メイの天使》だったと思うけど、セーラー服のコスプレの人も(男の)。コミケでは当たり前すぎてさほど気にならないコスプレだけれど、ティアだととても新鮮。
  • 今回の大沖は《しっとりプレミアム》。完売で逃し。
  • アオハルから出た単行本が良かったので、《壁の彩度》で高木さんシリーズまとめ本。ギャグよりの人かと思ってたけど、色々描ける人だ。
  • 今日も盛況なんだろうなと、ある程度の列を予想した《山田養蜂場》の前が何故かまばら。「外になりました〜」と叫ぶ、甲冑のコスプレの人が指差す方向に向かうと、シャッターの下から外に100人近い待機列。2時間ほど空けて出直し、残りわずかになっていた新刊「ハローワーク」シリーズの4冊目をGET。東ローマ皇帝を守る「ヴァリャーギ」というヴァイキングがいたことを初めて知った。そのうち「ヴィンランド」で地中海へイッカクの角を売りにいったトルフィンたちが出会うだろうか。荷物になるかなと見送った総集編のほうも入手しといて良かったかも。
  • 《薬缶猫》で新刊2冊。ここのコスト度外視な「飛び出す仕掛け」は常連にはお馴染みのところ、今日配布されていた30周年記念ラリー仕様の無料ペーパーのアホみたい精緻な切り抜きには改めて感嘆するしかなかった。しかも、切り抜きが崩れないように黄色の下地ペーパーつきという丁寧さ。
    • 新刊の「メルヘン穴」は、「ん? 《薬缶猫》なのに仕掛けがない?」とよく調べてみると、コピー用紙を2枚重ねて綴じてあり、下の用紙にもマンガ「メルヘン穴 前夜」が。ホッチキス外して読むべきなのか?
  • 約1年ぶり参加の《うみのねこ》で、家から携えてきた「流寓の姉弟」にサインをお願い。ティアの会場にわざわざ本をもってきてサインをお願いしたのは初めてだ。この前、電子書籍で何となく購入していたフィールヤングにミニインタビューが掲載され、来月号には読切掲載と、スピリッツでの連載終了から途切れ目なく新作が読めるのはうれしい。
  • 他の商業誌掲載の情報は、《wonder world wood》が先月10月売りゴーゴーバンチで「_the Wasteland」、《金はないが愛はある》が11月売り月刊ヤングマガジンで「チヅコとハナ」(同人版の修正あり再録)、《ABXXX》が12/22売り週刊ヤングマガジンで「湊さんの水やりの時間」など。《wonder world wood》は商業に興味なさそうと勝手に思い込んでいたところ、いつもの作風ながらマス向けを意識した造りになっていて読み応えがあった。
  • 夏の北海道ツーリングの最中、紋別のスーパーの展示コーナーで見かけた《kunichika》は、新作が無くて残念。紋別で来年3月、即売会を主催(募集50スペース)ということで盛り上がるといいなと。
  • 先週のゲームマーケットで買い逃し、取り置きメールした《辺境紳士社交場》(今回は、星とレシプロ、としての参加)のカードゲーム。当面、やってくれる人がいないんだけど、これは来週の読書会で提出物を使ってプレイしてもいいもの?(ダメだろ)
    • 余談になるが、マーケットの試遊台でプレイした「DORASURE」というボードゲームが面白かった。サイコロを振ってヘックスマスを移動、アクションやクエストに成功すると経験値獲得でレベルアップ。移動時に6が出たらドラゴンの警戒心を高め、目覚めに近づく。ドラゴン退治のフェイズで、6人中4人が倒れるながらも何とか退治に成功するという、春のマーケットで遊んだ「エルドリッチホラー」並みの激アツな展開に。特殊技能を開放する「竜殺しの武器」を獲得する前にドラゴンが目覚めたのに勝てたのは、本来は最高5人までの仕様のところ、追加キャラクターを入れた6人でプレイしたからというのもあるかも。サイコロのランダム要素に振り回されつつの協力型ボードゲームというのは、駆け引き主体のカードゲームより、初見のゲームを初見の人同士でやるのには向いてると思った。
  • その流れで、しばらく足が遠のいてた《ein》で何年かぶりに新刊を(ボードゲームネタの)。時間があれば、コインラリーも参加したかった。
  • 《後思案計画》の新刊「このマンガを知ってる私がスゴい!!!」。あーー、「デトロイト・メタル・シティ」の1巻が出た時とか、こんな感じになってたと思う。あるいは「進撃の巨人」の1巻の時とか。その後の冷却していく様とか、笑うに笑えない。
  • 街で見かけた気になる女子を紹介する《TeamInazuma》のペーパーが毎回楽しい。電車の中でクロワッサンを食べてたお姉さんが目が合った後も2つ目に手をのばして食べ続けるの可愛い。
  • 事前チェックも良し悪し。チェックしたからにはちゃんと回ろうと、あっちに行って次はこっち、をいつも以上に繰り返し、足がパンパン。3ホール開催なので、端から端の移動距離が1.5倍に伸びるのね。
  • でも、いつものティアは後半で足取りが鈍るところ、スピードを落とさずに回れた。途中、それまでの入手分を宅急便で自宅送り→荷物をリセットしたので、足取り軽やか。ただし、財布も軽やかに。購入総額は5万2,060円。5万超えるとか、さすがに考えなさ杉……。
  • それに本を入手できた分、お座敷&展示、海外マンガフェスを回る時間にしわ寄せが。閉会前の30分くらいを駆け足で。☆釣り面白そうだったし、《かるたの会》でマンガかるたもしたかったなぁ。
  • 良かった新規開拓サークルは《0324制作所》《月水技研(つくみず)》《朱民》《陸離》《ぱうひろ電卓》《カスピトラ》《ノスリハウス》《不純喫茶はべるか》《川西稿業》《苺の塊》《Pink堂》《なんこつ揚げライス》《三番地》《おーびっと113》《おしゃぶりめがね》《字はていねいに》《戌の日》《虚空100万マイル》《単独飛行》《2nd-Function》《ブラクラ堂》など。
    • 《カスピトラ》の「野良犬と花の魔女 改訂版」、《ぱうひろ電卓》の「たかぎのぶんざいで」は特にヒット。
    • 《0324制作所》は、プッシュ&レビューで「蓬莱ガールズ」の作者の人だと知って足を運んだ。
    • てつなつ、という人の「ラブコメ書いたよ」という本もよかった。サークル名は不明(奥付になし)。コミケにはスクエニRPG系で《にしんそば》で出ている。
  • 30周年記念ペーパーラリー。100回記念の時は、3時頃に行ったらとっくに景品がなくなった後。なので今回は最初から期待せず、とりあえず閉会間際に寄るだけ寄ってみたところ「まだ受け付けてますよ〜」。じゃあと計量してもらうと165グラムで、30グラムに月1回→計6つのきみピコPo-cketティッシュを引くと「1個、当たりましたよ」。えっ、と喜んでプレゼントされたのはクロニクルの3巻。……ほんの30分前に買ったばかりの。
    • あと、前回のティアで発行された、クロニクル2巻の同人誌紹介ページで《エレキ天国》の「蟷螂戦記」をレビューした人とは良い友達になれると思いました。ホント、解説の通り、是非とも続き(3話目)が読みたいですね……。