コミティア115 ―― よく購入している主なサークルから。

  • 佐藤なり 《まぬけ屋
    • オフセット「先生はとてもちいさい 5」
      • 先生だけど小っさ可愛い「みすみ」、昔なじみのツンデレ「かおる」、優柔不断気味の「一哉」の3人が繰り広げるラブコメの5冊目にして完結巻。姉に焚きつけられ、半分成り行きで懸命に一哉に迫る下着姿のかおるがいじらしい。ラストページで「誰がこんなバカと!!!」と再びツン要素全開で叫ぶかおるがやっぱりいじらしい。(P&R投稿を一部改稿)
      • 下敷き
  • 相沢 《TeamInazuma
    • オフセット「ボサボサベルとサラサラリュート ポケットがいっぱいの季節」
    • オフセット「ふみのふみきり」
  • 根雪れい 《メイの天使
    • オフセット「JKエルフとスライム(♀)さん。」
  • SUZ 《クロ僕屋
    • オフセット「大江戸七十七夜 クロ僕屋時代劇作品集」
      • 時代劇の短編7本を収録。巻頭の「江戸の質屋 むじなや」が面白い。婿入り費用を捻出するため、思い出の春画を質草に持ち込んだ武士が、結婚後も質草を請け出しせず、利子だけを払いに質屋に通う。青春の象徴を手放すことへの迷い、その良さを理解してくれる質屋の女主人との心地よいひと時が、十二分に伝わってくる。踏ん切りをつけ、女主人に別れを告げるシーンも、しっとり切なくて良い。(P&R投稿を一部改稿)
  • smison 《
    • オフセット「呪われました。」
      • 散歩中、唐突に「あなたは呪われました」と告げられる少女。解呪の方法はなく、そこに現れた呪った張本人の少女の話でも分からない。打つ手なしの状況に追い込まれるまでのテンポがグー。呪いの理由のくだらなさも良いアクセント。最後、二人があっさり友人になるのは少しオチとして弱い。(P&R投稿)
  • ななしの 《木材石材
    • コピー誌「ロロの日々」
    • コピー誌「人形のアサ 4」
  • エビ桃 《もちほっぺ堂
    • オフセット「ココノツ」
      • 上半身はお人形のように小っさ可愛く、下半身は丸太か象かというくらいふくよかという、独特のバランス感覚がヤミツキになる、少女満載のイラスト集。サークルとして9冊目となるこの本では、特に濡れ羽色の黒髪が印象的。また、このサークルにしては珍しく肌色の多いビキニアーマーキャラも。華奢な上半身が、むっちり下半身とどうやって繋がっているのか気になっていたため、その点でも楽しめた。(P&R投稿)
  • 木尾慎二 《Second Wind
    • コピー誌「レジェンド」
  • てつなつ 《にしんそば
    • プリンタ本「大森陵の食卓」
      • パソコン作業をしながらご飯を食べつづける「大森陵」。別の部署から臨時の応援でやってきた「川崎真知」は、ずっと食事中の彼女に質問していいものか躊躇して――。他人から見た不自由さが、お互いのちょっとした気遣いや捉え方の差で、心地よい関係に形を変えていく。味のある三頭身キャラが、その関係性をさらに微笑ましいものにしている。(P&R投稿)
  • 《さ〜くる・UTUMNO》
    • オフセット「ふぁんたじん 3」
  • はしゃ 《はしゃぐ。
    • オフセット「眠くなる前に話したいことがあと3つあって」
    • オフセット「hasyagu Turkey」
  • 鈴木小波パコキリン
    • オフセット「感覚で描くパースと魚眼パースの本」
      • タイトル通り、マンガ作画に必須のパース取りをレクチャーした本。よくある同種の本と違うのは、定規を使わないフリーハンドによるパース取りを推奨、実践していること。それでもここまで描けるんだと感心する。床と天井を同時に画面に入れる魚眼パースの実例にはため息。格子柄の描き方、奥行きを短めに描くコツといった小技も参考になる。(P&R投稿を一部改稿)
  • 林麦 《Scurve
    • コピー誌「フォーカス&ノイズ」
  • 裏美道 《ひとりレギオン
    • コピー誌「死体に問う」
      • 男は右、女は左の目と腕をもたない比翼族。ある日、墓守の男は、右の目と腕がない「逆ッ羽」の瀕死の少女を見つけ――。男女の番(つがい)は空を飛び、言葉にせずとも心を通わせ、人間を超えた力を発揮できるが、伴侶を失ったり、忌み嫌われる逆ッ羽は底辺を生きるしかない。理不尽を余儀なくされる世界と、外見通りの不自由さを抱えながらも何とか生きていこうとする二人が心のうちに迫ってくる。二人の下に現れた“男”の逆ッ羽へ少女を託すため、心に無い罵詈雑言を浴びせる男の姿があまりに悲しい。(P&R投稿)
  • めそめそ 《メソリウム
    • オフセット「少女は地球に恋をする」
  • 尾崎智美 《ring
    • プリンタ本「女児服飾考察雑記」
      • 小学校中学年位までの女子のファッションコーデを、ちょっとレトロなイラストでまとめた本。作者の娘さんや周囲の子供たちのリアルな着こなしが実感のこもったコメントで紹介されていて、どこを読んでも飽きさせない。「ニーソックス」の紹介などにそこはかとなく漂うフェチズムも良い。(P&R投稿)
  • スタッフWHY
    • オフセット「魂の玉章(たまのたまずさ)」
  • 朝陽昇 《朝陽昇
    • コピー誌「肉まんの恩返し」
      • コンビニで買った肉まん。早速食べようとした途端、宙に浮かび「願いを一つ叶えて差し上げます」と迫ってきて――。呪いが解けて元気いっぱい、でも願い事の「カレーまんが食べたい」に大ショック。それでも願いを叶えるため、カレー鍋に飛び込んで戻ってきた肉まんから滴るルーは、まるで汗か涙。外見は本当にただの饅頭でしかない肉まんを、不思議なくらいとても表情豊かに描けている。(P&R投稿)
  • 溝口 《臨界
    • コピー誌「死者のためのダンス療法」
  • 《灯》
    • コピー誌「不定期刊 灯 Vol.5」
  • 戸塚安康 《魔術コマ劇場
    • コピー誌「生コンX(突貫)」
      • コマの上を踊るように飛び交う会話のテンポと間(ま)が心地よいサークル。この本のお題は「ニラレバ」か「レバニラ」か。料理界永遠のナゾに4人の少女たちが決着をつける。カレーライスとライスカレーは同じと言う少女に異を唱える別の少女が、キメ顔で言う「語感が、違う」がヒット。(P&R投稿)
  • ozka 《Chromatin Chain
    • プリンタ本「剣と魔法のゆめただじ」
      • シリーズ外伝と銘打ち、厳しい寒さのある世界で「刺青さん」が剣を振るい、ドラゴンを倒し、最後は夢オチ。ラフ描きながら、本編では見られない気迫に溢れる刺青さんのシャウトを堪能でき、ファンとしてうれしい限り。冒険者ルックな外観が刺青に覆われた細マッチョ体型によく似合う。(P&R投稿)
  • 吉田鉄風人界の歩法
    • オフセット「魔王が勇者を呪う件」
      • 今まさに、魔王にトドメを刺さんとする勇者。場面は変わり、魔王そっくりの角をもつ少女が、かつての勇者に駆け寄ってきて――。自分を最後に誰も殺すなと告げる、倒れた魔王の大ゴマがビシッと決まってる。また、殺すなの呪い(であり願い)を、少女=魔王の娘に勇者が引き継がせるパラレルな構成が、ストーリーに軸の太さを与えている。これは言わずもがなかもしれないが、少女の父が誰なのか、もう少し示唆的なシーンかセリフがあるとさらに余韻が深まったと思う。(P&R投稿)
  • 斉所 《粉骨堂
    • コピー誌「calm 高2の夏の話」
      • calm」の番外編。主人公たちが女子高生時代の母に出会うの巻。一応、Pixiv版で完結したシリーズだけど、これから定期的に読めるとうれしい。
    • オフセット・合同誌「コミックLR」
  • 月湖 《月陽炎
    • オフセット「きみの手は冷たい。」
    • チャラ男と着物男のBL。2話目らしい。
    • オフセット「3B出口/徒歩3分」
    • オフセット「新藤さんちの吉美さん 柊ちゃんと楓くん。5冊目 セカンドシーズン1」
  • ホシノテラダ/ジョニィ/にーなな 《かたておち
    • コピー・合同誌「活動」
  • 真受融 《薬缶猫》
    • コピー誌「薬缶猫設定資料風 3」
  • たかみ弌 《ein アイン
    • プリンタ本「机上の欠けら」
  • 肋骨凹介 《肋屋
    • コピー誌「やさしさ」
      • ギャグマンガサークルの中でも抜きん出た会話のテンポ感と切れ味の鋭さにいつも唸らされてます。この新刊では、尻上がりに笑いのレベルを高めていく「恩返され」シリーズが出色の出来。アロエの恩返しって。落ち着いた雰囲気の「手編み」は、オチのメリケンサックの破壊力が格別。(P&R投稿)
  • わんぱく 《ぐる~ぷひのらん
    • プリンタ本「小悪魔のスコアブック」
      • ロリエロマンガならこの人! 日焼けスポーツ少女責めの第二弾。前作の空手少女に続き、今度は野球少女。新しいコーチの性的関心を引こうと、前のコーチにされた悪戯の詳細をハキハキ話す少女に、NTR感を覚えてさらに興奮。脱ぐ前の色気皆無なユニフォームとのギャップもいい。(P&R投稿)
  • 西倉新久(シンク) 《ABXXX
    • コピー誌「アリエの世界」
  • けんほう 《俺の大空
    • コピー誌「尿意有」
  • やごさん 《前途洋洋だ会》
    • コピー誌「2015年 創刊誌&休刊誌レビュー簡易版」
    • オフセット「このマンガガガガ Vol.3 2015WINTER」(《漫画トロピーク》の委託)
  • 東 《初期形
    • オフセット「ほんとのこと」
      • つい最近まで戦争が続いていたらしい、パレスチナイスラエルを想起させる土地に暮らす、猿族の人間と山羊族の人間。ある日の学校で、今し方終えた進級テストに自信のない山羊人の生徒が、「山羊人だからIQが低い」という受け売りを口にして――。猿人の同級生を巻き込んで食い下がる生徒に、さも当然のように「そんな事目をつむれ」「戦争よりはマシだろう」と告げ、あっさりその場をまとめてしまう兵隊帰りの先生のキャラクターが光っている。後半、拾った銃をめぐり揉める生徒と不良を兵隊帰りの技で軽くいなし、銃を捨てさせるため生徒たちを引き連れて海に向かうシーンは、前半とほぼトーンが変わらず、いつもの日常の一幕のように進行する。その描かれ方が、争いと平時の狭間にある土地の空気感をうまく引き出しているように思う。(P&R投稿)
  • 高原玲(kashifa) 《highland
    • プリンタ本「013 quantum leap act3」
  • しょうじひでまさ 《appleorchard
    • オフセット「full metal jacket kitty」
  • 金太郎/草吉 《えのころ工房
    • 無料プリンタ本「えのころだより 59」
  • 烏田カッコン/サム/もち夫 《ミラクルVS葛根湯
    • オフセット「レクレーション Vol.9」
  • クワばぁ 《喜怒快楽。
    • オフセット「ほっといて!」