ちょうど1週間前と今日の夕方の2度、駅と部屋の間の路上で、パイレーツ・オブ・カリビアンの格好(似た格好ではなくそのものの格好)をしたドレッドでアイシャドウな若い男の人とすれ違った。どうも普段着らしい。3度目があったら、サーベルはぶら下げてるかどうか、確認したい。

5/16。

  • コミックリュウ7月号
    • 「フルイドラット」(坂木原レム)
      • お預けサイネン。逃避行というシチュエーションが好きすぎるな、自分は。ロードノベルっぽいのとかも。1巻買ってなかったので、この際。
    • 「響子と父さん」(石黒正数
      • 「妻です!」。ほんと分からん。家族に一大事が生じてたかもしれないという心配がなくなって、すぐにそういう見栄が張れる気持ちに切り替えられる、変な父さん。
    • 夕ばえ作戦」(大野ツトムほか)
      • 主人公は前から、そんなにカオリン先生が好きそうな素振りを見せてたっけ。
    • 大正野球娘。」(伊藤伸平ほか)
      • 今、リュウで一番、楽しみにしてる。もう、描かれてることは「あぁ、伊藤伸平、これこれ、うん、伊藤伸平、うわー、伊藤伸平」なので、それしか言いようがない。ハイパードールからずっと。
    • 「ヴンダーカンマー」(西川魯介
      • ティアで買った「おてつきおちゃっぴい!」は、キャプテン休刊以来で12年振りに目にしたはずなのに、アホみたいに内容を事細かに覚えてた。桜花のおっぱいにお手つきする高津部長とか風呂からバスタオル一枚巻いて玄関まで出てくるいづなとか校舎の屋上から校庭へ飛び降りる拘束具ティーチャーとか。なみだ出るわ。これこそオマケの小冊子でつけてくれればよかったのに。
    • 読切「うっちー3LDK まごころ回路」(なかせよしみ
      • 銅龍賞受賞作「うっちー3LDK」の続編的な。初出は同人でなく、このために描き下ろしたもののよう。
    • 「解剖医ハンター」(黒釜ナオほか)
      • 第1部をちゃんと読んでなかったので、この集中連載で読み込もう。
    • 「なずなのねいろ」(ナヲコ
      • 次の掲載は8月発売号。つぼみのせいか!
    • ドリームバスター」(中平正彦ほか)
      • あの人が。
    • 「アステロイド・マイナーズ」(あさりよしとお
      • 月で資源採掘・加工・建設するコストって、宇宙空間を作業場にするコストに比べて、そんなに釣り合わないのかなぁ。お話の途中、という印象。
    • 「予言者・小泉さん」(黒谷知也)
      • 杏仁豆腐が出る日が前もってピーンと分かり、出る日はいつも社食を訪れる小泉さん。ほとんどのピーンを個人的な楽しみで消費してしまって、周りを巻き込む予言になってない小泉さん。でも、あたるんだから予言です。
    • 次号から伊藤勢がマガZに続く形で夢枕と組み「闇狩り師+キマイラ天龍変」。予告1コマ目に吼クン、「闇狩」ということでもちろん九十九兄も登場。なんだそりゃ、天龍変って初めて聞いたぞ。キマイラは文庫で出なくなってから、どこまで話が進んだのか、ハードカバーとノベライズとその他どれを読めばいいのやら、まったく検討がつかなくなって、困ってる。大正時代のチベット探索でチャクラがどうとかこうとか、もう完全におぼろげ。つか、読者層を良くわかってるなぁ、くやしいほどに。
  • うらさい1巻(柚弦ほか)
    • 女の子いっぱい(幽霊だけど)の寸止めエロとノンストップコメディの絡まりあい具合に、除霊巫女の沙夜が繰り出すプロレス技がアクセントになって、いい感じ。具体的な説明はないけど、棒高跳びチャレンジ話での沙夜の決めポーズは、完全にサスケのライダーキック。お気楽に読めて、それでいてテンポが途切れないのがgood。おっぱいの膨らみ具合も、下乳にそって服の線がつく「セキレイ」や「咲」よりは、すっと斜めに腹へつながってるこちらのほうが、好み。
  • よく考えたら、こっちも購入してることに変わりないよなと気づいたので今日の分から。
  • ケータイ★まんが王国
    • 「魔法」(四ツ原フリコ
      • 魔法薬を売る店で働く魔法使い見習いの少年"狐"は、若さを保つ薬を買いにくるお得意様で、近くの娼館の娼婦の"銀貨"に、想いを打ち明けられないでいる。ある日、店長からお為しにと渡された薬の副作用で、"銀貨"が"狐"と同じくらいの年に若返ってしまい、娼館に居られないと店に転がり込んできて――。
      • おそらくだけど、これを紙媒体で読んでたら、ここまで好感を持てなかったと思う。ケータイで読むと、「コマ」や「キャラクターの気持ち」に対する距離感が、やっぱり縮まる。その分、世界の広さなんかは確かに犠牲になりがちなんだけど、この「魔法」のような短編で、感情のぶれ合う登場人物が絞りこまれているケースなら、メリットのほうが勝る。熱や息遣いがぐっと近くなる。中心に吹き出しだけがぽつんと浮いたような白い「コマ」でも、ページに複数ある「コマ」の一つにならず、その「コマ」だけが画面に切り出されるから、セリフの力が強くなる。
      • 演出で、"銀貨"の「娼婦だもの…」の吹き出しに、"狐"の「僕は/忌わしき/魔法使いで」の吹き出しが重なり始めるシーンがある。これを紙媒体でやろうとすれば、見開きの左ページのラストの「コマ」に「娼婦だもの…」を入れて、めくった次のページの冒頭で「僕は/〜」を入れるくらい形にするくらいしか、意外性をもって重ねる手段がないけど、ページのラストの「コマ」に「娼婦だもの…」のセリフをもってきた時点で、先を読まれてしまう心配がある。ページという単位がなくなるケータイだと、そういった先読みをされにくい。
    • 「猫背を伸ばして 第11話」(押切蓮介
      • 押切の描くマンガ家マンガ。方向性が割とゆるゆる。
    • 「アクリャ 〜太陽の巫女と空の神兵〜 第1話〜2話」(高田慎一郎
      • 作者HPで通常のページ形式で試し読みができる。こっちを先に読むとよくケータイの画面に収められるなぁと思うかもしれないけど、ケータイを先に読んだ自分は、特に大きな違和感は持たなかった。