コミティア129

3か月ぶり。

ティア直前に前回の振り返りをするのは、記憶の掘り起こしという点でたいへん効率が悪いですね……。
きっとやる気スイッチの配線がよくない生き物にかじられつつあるんでしょう。
一応、面白かった本や出来事、気になった点は、直後の1週間でメモってはいるけれど。


8月の7泊8日の東北ツーリングも、こちらでまとめようと思いつつ、手を付けられていませんし。
出発前に4.5万円でニューヘルメット(J-CruiseⅡ)を新調し、(前のヘルメットと被り心地変わらないし買ってよかった♪)と上機嫌で100kmちょいを走り、休憩に立ち寄ったセイコーマートの駐車場で旧ヘルメット(J-Cruise)を被ってきたことに気づいたこととか色々ネタはあるのに。
初めて目にした、田沢湖の「たつこ像」の得も言われぬ存在感とかも、つづりたいのは山々なんですが。

tatsuko (1)

tatsuko (5)

tatsuko (3)

写り込まないように撮影したのでそうは見えないものの、実際の像の周りは観光客だらけで、海外から来た白人の人にスマフォ撮影を頼まれたり、ひたるような雰囲気では全くありませんでした。
でも、5分ほどは見つめていただろうか。


あと、Toolの新譜「Fear Inoculum」出ましたね。13年ぶりくらい? 
ハイレゾ版をe-onkyoで買って聴いて、(もうちょっと盛り上げる構成にしてくれんかな……)と不満が先行してたんですが、環境音楽代わりに強制リピートしてたらだんだん馴染んできた印象です。


それと、9月末の関西ティア(購入総額30,270円)に前日入りして、#ハルタエキスポサイン色紙のスタンプラリー企画参加5書店を周ったのをきっかけに、9年ぶりにツイッターを再開しました。

twitter.com

色紙は当たりませんでしたが。
当たった3人の方がツイッターで喜びを爆発されているのを見て、うらやましいのぉ……と思うと同時に、3人が3人とも律儀に報告し、到着した色紙を見栄えよくアップされているのを見て、民度高いと思いました。

また、本来なら、10月末の紀伊国屋天王寺ミオ店でのハルタ作家ダブルサイン会の抽選に当選していたので、「ハクミコ」と「レキヨミ」の作家お二人の直筆イラストを単行本にもらってリベンジといくはずでしたが、関西ティアの1泊2日で旅費、宿泊費、センダイガールズ興行観戦、その他もろもろを計算してみたところ、合わせて7.5万円ほどの出費になっていたことに戦慄し、泣く泣く見送りました、とさ。


前置き長い。


#
#
#

  • 10:45頃、東京テレポート到着。あっつい……。
  • 5月に続いてプレハブ建ての晴海展示棟での開催。前回、橋の端から端まで歩いた後、半分ほど戻って最後尾につかされた教訓をいかし、橋の脇にある屋根付き休憩所で最後尾のほうがこちらにやってくるのを待つことに。
  • 11:00の入場開始時間から10分ほど過ぎたところで曇りに。まだ最後尾がやってくる気配がないため、あきらめて自ら歩き出す。11:20、会場入場。
  • 中に入ってしまえば、汗がダラダラというほどでなく汗ばむ程度で済んだ。日中最高気温が30℃を超えたくらいで済んだからだろう。東北ツーリングの最中は、低地の幹線道路を走っていると、32℃あたりを境に眩暈におそわそうになっていたため(前から受ける熱風にクールダウン効果は皆無)、必要以上に警戒していた。
  • 《クロ僕屋》で「モペットを直す男」、待望の2巻目。昔の幼なじみ(彼女未満)=今は人妻とアドレス交換する地元帰りの独身。あまり良いオチが見えないが先が気になる。

www.amazon.co.jp

    • 過去に配布したペーパーをまとめた「ペーパー本 7」の前書きで、「多分ですけど同人誌即売会ではペーパーを出すもんだという思い込みみたいなものからみんなペーパーを書いていると思うんです」「でもそれでいい」「書きたいから書いてるんだよこちとら」。毎回、新刊といっしょに400字詰め原稿用紙十数枚分の文量のペーパーを配ってるサークル主がいうと説得力モリモリ。紙代とネタひねり、描くコストを考えたら1枚100円でもいいよね……。
      • あと、「瓦版屋佳織見聞帖」って単行本にまとまらないんですか。
  • 《ナイコム》で、昨年亡くなられたはしもとしん(橋本晋)の追悼本。

shop.comiczin.jp

    • 記憶にないはしもとの原稿が何篇か収録されており、聞くと、過去にゲスト寄稿してもらったものだと。収録作品の中では、水あさとが上京してくるはしもとに同居をもちかけ「普通の大人がやることじゃないですよ」と断られたというエピソードがよかった(よかったというか、誠実な人となりが垣間見えた)。
      • 過去の購入をさかのぼると、少なくとも2006年の時点で《プロペラ》は定期立ち寄り先になっていた。マンガ作家としてのはしもとしんが大好きでした。忘れません。
  • 《電市》で「窓にキス」のオフセ版。B5サイズの。

www.pixiv.net

    • 2回前のティアでA4サイズのオフセ版を購入していることに気づいたので、比べてみるとキャラの服や背景の描き込みが増えていたり、キャラの表情やビルの造形の描き直しなど、いくつも細かい修正が。
      • 個人の好みとして、過去作のブラッシュアップよりは新作を読みたい派……ではあるのだけれど、ここまでやってくれるなら良きです、と自分のファン心理が言っている。
  • 《CAFE47》でゲームブック+パズル本「なぞときぼうけんブック」シリーズをまとめ買い。Boothで買おうか迷っていたところ、出展するとのことで歓喜していたサークル。

COMITIA129新刊です!www.pixiv.net

    • ARを使った新刊は、自分のタブレットではあまりうまく表示がされず、楽しむ手前で脱落。それでも、文字迷路とかは単体で楽しめた。キャラではエクレールが推し。
  • 《arigatuo》で青春バンドマンガ「ロッキンユー!」の続編、というか続きの「ロッキンニュー!!!」。5月のツーリングの最終日、鴻巣あたりのコメダコーヒーで休憩中に電書で一気読みしてはまったので。

COMITIA129新刊サンプルwww.pixiv.net

    • ティア前日の飲み会で「SHIORI EXPERIENCE」を布教し、まんまと新規読者を開拓した一方、「ロッキンユー!」に関しては、マンガ読みを自認しているような人たちの間から「おもろい」という声が積極的に聞こえてくる前に打ち切りにあってしまった。でも作者の熱量は鎮火してない。
  • 贔屓サークルの一つ、《13月2日》がツイッターへ連投した過去作「流行神オーバーフロー 白件」が、ティア1週間前にとぅぎゃったーされ、そのはてブがあっというまに4桁超え。

togetter.com

    • 同人バズマーケとして過去に類を見ない怒涛の展開に驚くとともに、創作同人界隈でさえもプロデュースに長けていることがもう完全に当然のごとくなりつつある現状を改めて目の前にして、声にならない声を飲み込んだ。
      • ただ、今回は件は作者の人にとって予想外で、あまり好ましくない状況をもたらしてもいるようで、イチファンとしては……う~ん。

twitter.com
twitter.com
twitter.com

        • 初めて知った、ロハで同人の電子配信をしてくれるというCOMPASSという会社。電子書籍の取次(卸)はメディアドゥ、モバイルブックJPの2強体制に固定して久しいように見えるけれど(パピレスは取次より自社販売が主力っぽい)、それと似たようなことを作家と直につながってやろうってことだろうか。Kindle出版が面倒という人にとっては使えるのか?

www.com-pass.fun

  • 《Lyon&Ryon》の人のまっすぐさに心打たれる。
  • 《よつる》の新刊がストレートで。21歳くらいのとき、描かれてるようなメンタルに時おり襲われてた記憶をもつ。
  • 《カナール書房》で、緑のインクで本文が印刷された(ほぼ)サイレント形式の新刊「みどりのりぼん」。

koutya5k2l1u1g.booth.pm

    • 自分の中でこのサークルの代表作になった。黒インク(で印刷された)の世界に緑のリボンを結んで踏み出す見開きに響く余韻といったら。
  • 《横風注意》=《屋根裏眼鏡》。もう艦これ島から戻ってくることはないのかなとさびしくなっていたところだったので、素直にうれしい。
  • 買い逃しは《くもりUFO》など。お休みは《サークル丙》《うだつフラット》など。《クロッカ!》は寄り忘れ。
  • 購入総額は53,770円。とうとう5万円の大台を超えてしまう。前日の飲みでガチャゲーに溶かす人を指さしておいてこれ。
    • そのタネ銭が切れたところで《sandwich》の色紙を目にし、じたんだを踏んだ。色紙は1ティアで1枚……いや2枚まで。
  • NHKの取材入ってるよ告知。

コミティア129 kokuchi

    • 「東京ミラクル」。12月か1月に放送予定と(11/23時点で不明)。待機列とかを撮影していた。後から知ったが、どうもサークル参加していた大童澄瞳原作アニメ関連らしき。
  • 良かった新規開拓サークルは《東雲両棲類》《音速ポムライス》《うろんな地図》《キタクズ》など。
    • 《東雲両棲類》の「君が僕を笑わせるから」。

twitter.com

      • オケラの債務者から代わりに「感情」を回収する取り立て屋。今回の回収対象は売れないお笑いコンビの片割れ。その相方が、回収された自分への感情を、取り立て屋から聞かされて――。
      • 回収された感情は二度と戻すことができない、という設定が効いてる。お笑いで上を目指すために、コンビの片割れが自分に何をしてきたのか、相方が知ってもそれが真実か確認する術がない。片割れの感情をそのまま読みだして演じる取り立て屋の描かれ振りも、非常に不気味でぞくぞくする。


#
#
#

  • ここからリアルタイム。明日の《0丁目》で出るという新刊。

【COMITIA130】新刊出します。www.pixiv.net

    • 8月のティアのペーパーでちらっと触れられてた件。明日、開場一番に寄せさせてもらいたいと思います。