マスコミ

「ガールズポップコレクション」に対する不健全図書指定のその後。

松文館の「ガールズポップコレクション」が狙い撃ち。 http://d.hatena.ne.jp/bullet/20091111#p1 ちょうど半年前に書いた上のエントリでは、松文館が発行していた、「ガールズポップコレクション」というTL(ティーンズラブ)等を収録したアンソロジーが、…

松文館の「ガールズポップコレクション」が狙い撃ち。

9月に、「規制に反対するヲタクは認知障害者」というぶっ飛び発言で一部オタク界隈を騒がせた東京都が、伝家の宝刀である有害図書指定がらみで不気味な伏線をはりつつある件について。 有害図書を決定する「東京都青少年健全育成審議会」が、松文館のTLアン…

政権を取るという重さ。

驚いた。 児童ポルノ法改正問題をめぐり、規制推進派の主張をひろめる“お先棒”を担いでいた毎日新聞が、規制慎重派に「転向」した。 児童ポルノ禁止法:改正案の課題 与党と民主、異なる「単純所持」定義 - 毎日jp(毎日新聞) http://mainichi.jp/select/se…

世界的な金融危機の拡大と日本企業の海外ビジネスの新たな展開 at 立教大学池袋キャンパス

2008年度連続公開シンポジウム《未来の声を聴こう》法学部講演会−世界的な金融危機の拡大と日本企業の海外ビジネスの新たな展開 http://www.rikkyo.ac.jp/events/2009/03/3332/ 昨日は立教大で、うータン(=田中宇)を囲む会に参加。メールで事前登録してい…

ハワラまたはハワーラ。

COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2008年 09月号 [雑誌]出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/08/09メディア: 雑誌購入: 2人 クリック: 4回この商品を含むブログ (12件) を見るクーリエ・ジャポンの9月号112-114Pで、フィナンシャル・タイムズのAnnaFifie…

マンガの最先端はマンガ誌であるべきなのか。

KINO Vol.7 | 21世紀のマンガ コミック雑誌の消滅する日 http://kinobook.jp/07/index.html なかなか刺激的な特集タイトルだなととるか、何を今さら……ととるか。どちらにしても、この先数年のマンガ界が将来を左右する曲がり角に来ていることに、疑いはない…

こっちも。

朝日新聞社のオピニオン月刊誌「論座」が、9月1日発売の2008年10月号をもって休刊する方向であることが明らかになった。連載陣などの一部関係者に対して通達されたもの。 89年創刊の「月刊Asahi」を前身とする同誌は、岩波書店の「世界」とともにリベラル派…

隔週刊時代はコアな読者だったと思う。*1

けど、昔のことは別にいいや。 ヤンサンをつぶすこと自体は、それはそれでアリ。 問題は、それを受けた次の手。つぶして出来るリソースをどこに振り分けていくつもりなのか。 アッパーズ→シリウス・ヤンマガ・イブニング ボンボン→ライバル 月ジャン→ジャン…

読売新聞3/19朝刊16-17面で児童ポルノ法改正「単純所持」に関する記事

一読して規制推進派の主張ばかりが目立つプロパガンダ記事。 取り組みやコメントが紹介されているのは、児ポ法規制強化のための署名キャンペーンを始めた日本ユニセフ協会、それに賛同するヤフーとマイクロソフト日本法人、協会と同様の強行な規制推進派であ…

キタコレ。

本誌(週刊実話)編集長と打ち合わせ中だった。編集長が帰ったあとに宮崎さんと話をしていると「『噂の真相』が復刊する」と教えてくれた。 ビックリ仰天である。 (中略) 宮崎さんによれば、復刊にあたり、編集長は依然として元編集長の岡留安則が務めるという…

ホントに謎。

それよりまず、「コミックガンボ」という名前自体、デジマのものじゃないし。 実は「ガンボ」は徳間書店が権利を持ってて、デジマはお金を払って使わせてもらってたんだよね。 (中略) ただ、なぜデジマが、お金を払ってまで「ガンボ」という名前をわざわざ徳…

ジャンプスクエアが増刷されてしまうマンガ業界の5年後10年後は決して明るくない。

予告してたシリウスの話とも微妙に絡むと思いねぇ。*1 12月4日発売の創刊2号目(50万部発行)の売行きが創刊号を上回る勢いとなり、集英社は急きょ6万部の重版を決定した。11月2日発売の創刊号に続く連続重版は、マンガ史上では記録に残る快挙。 http://www.sh…

コミック売上と「過去の遺産」。

ところが、この雑誌である程度人件費を回収しつつコミックスをいわば「ダンピング」して売ることで帳尻を合わせるというモデルが成り立たなくなってきつつある。 というのは、雑誌の売上が落ちる一方でコミックスそのものの売上が伸びているから。 これはメ…

id:bulletはコミックGUMBOを応援しません。マンガ雑誌としては。

ティアマガ82の「編集王に訊く」は、元bk1でコミックGUMBO副編の斎藤宣彦氏。1月に創刊され、10月からいよいよ単行本が発売され始めたGUMBOの現状と目標を聞いている。さて、赤字経営を脱することが出来そうなのだろうか。 週刊連載は作家さんも生活そのもの…

BB弾を大根切り。

BeanBallきた。 こういう事態が表面化すると、今更ながら、うさだひかるのオモテ芸名を応援していたブログ中の人の気持ちが、ちょっとだけ理解できるような気がしてきます。あと、HUNTER×2の話じゃねーのかよ、ケンカ商売の話じゃねーのかよ、で、がっかりと…

からんでるわけじゃないの。

ちょっと、アレッ?、と思ったので。 ラノ漫―ラノベのマンガを本気で作る編集者の雑記― - 奥付に載らない仕事・マンガ編集者の世界 http://d.hatena.ne.jp/m_tamasaka/20070929/1191023224 ここであげられた編集の仕事は大きく6項目。 「○作家を探す・作家を…

これは予想外。

思い起こせばこのアイマスのコミカライズの話がきたときは なぜか突然コアの編集から「角川から電話あったんだけど連絡先教えていいか」、 という内容の電話からだったと思う。もっと出版界って作家の引き抜きで血で血を洗う世界だと思っていたのに、 なぜか…

さよなら、さよなら、さよなら。

漫画屋無駄話 其の2243 ▼「うるせんだよあんた!せっつく営業マンは嫌われんぞ!!」電話相手は高田印刷。月末売りのいずみコミックス、『色つきざかり』(内田こねり)の校正を急がせるので一喝。タイミングも悪い。チョイ前、遊民社の塙社長が、桃園書…

2年もかけて、何を話し合ってた、そこな4人。

松文館事件の上告審について、2007年6月14日付で上告棄却の決定がありました。 具体的な理由の説明なく、ただ、従前の最高裁判例に追随するだけの残念なものでした。 この決定により、控訴審の罰金150万円の判決が確定することになります。 関与し…

手書きのメモは証拠になる。

「予約枚数もカウント」 烏賀陽氏、取材ノートのコピーを提出 - OhmyNews:オーマイニュース “市民みんなが記者だ”から。たまに、手書きで小型のノーパソに直接打ち込めば後で面倒ないのにとか言うやからがいるが、なんでもデータにすればいいってもんじゃな…

みのがみのなら、抱えるスタッフも同レベル。

【英国人女性殺害】 「日本の暴力的な漫画が、犯行に影響か」と英紙…手配の男は「一番はのぞき」と思い出を文集に 1 :☆ばぐた☆ ◆JSGFLSFOXQ @☆ばぐ太☆φ ★ :2007/03/30(金) 20:23:56 ID:???0 ・千葉・市川市でイギリス人英会話講師が殺害された事件で、イ…

夜明けまえ 知られざる日本写真開拓史 Ⅰ.関東編

http://www.syabi.com/details/kaitaku.html 東京都写真美術館で。 日本に写真技術が入ってきた開国から明治初期の写真を集めた企画。つまり、記録に残るもっとも写実でもっとも最古の日本の風景。改めて考えると、痺れるコンセプトであるので行ってきた。 …

論座 4月号――赤木「丸山」論文への応答に関して

赤木智弘さんの論文への応答も特集されていたが、話が噛み合ってない。森達也さんがいささかムキになって反論しているのが、何だかおかしい。月収10万円あれば、東京都内で30代独身男が生活できると言うのは本当だろうか。 http://d.hatena.ne.jp/eirene…

そりゃ、団塊ジュニアにも色々いるでしょうが。

コミックチャージ http://www.kadokawa.co.jp/ad/nrsmag/ccg/ 角川グループが満を持して送り出す、30〜40歳代の男性をターゲットとした3/20(火)創刊の隔週刊中綴じ青年誌(290円)。作家陣は、事前情報段階の今は、呉と金平の昔取った杵柄コンビに期待するくら…

見出しで驚いたのは久しぶり。

共謀罪反対 THE INCIDENTS (Alternative Version): 鳥越俊太郎と盗聴法、共謀罪、『オーマイニュース』(11)武富士より始末が悪い鳥越氏 http://incidents.cocolog-nifty.com/the_incidents/2007/02/11_e8d2.html 「武富士より始末が悪い鳥越氏」。 武富士…

コミックガンボ No.1

コミック・ガンボ「GUMBO」 http://gumbo.jp/pc/ 良かったさがーしーぃ。 板橋しゅうほう健在! そんじゃ! ♯ あれですね、マンガ雑誌ではないです。無料マンガ誌、なんて言われ方をするから混乱する。編集長兼発行人兼㈱デジマ社長の甲斐昭彦という人の記事…

創 2月号

特集は「出版会の徹底研究」。ライターの服部みゆきという人が「出版会で進むデジタル化の現状」という記事で、昨年9月に設立されたデジタルコミック協議会をレポートしていて、ここ数年で市場規模が倍々ゲームで伸びているケータイコミックに出版社が乗り遅…

住み分けという了解と、あまりの白々しさ。

『創』12月号に《傑作ゆえに思わぬ騒動に 出る杭が打たれた!? 「ドラえもん 最終話」》のタイトルで、昨年あたりにネットで話題をさらった田嶋・T・安恵の同人版「ドラえもん 最終話」へ、小学館が著作権侵害で文書通告し、田嶋側が文書で謝罪した件がレポー…

永沢氏の予感、物書きとしての覚悟。

映画まで時間が出来たので、日比谷公園まで足を伸ばすと、ニッポン放送のイベントがやっており、映画中に眠くなってもなんなのでワインの試飲会はそのまま通り過ぎると、あるテントの前で、産経が最近始めた産経本紙の半額で月刊購読できる新規読者の発掘の…

けれど愛国心にも逃げられず。

はとこが勤め先を辞めて、地元密着型のフリーペーパーのようなものを始めたらしい。書いて生きていくことを成立させるための創刊ではなく、伝えたいものを届ける横の広がりのための創刊であるのが、羨ましい。冷徹に分析する目を養なう作業における対象物が…