見出しで驚いたのは久しぶり。

 http://incidents.cocolog-nifty.com/the_incidents/2007/02/11_e8d2.html


武富士より始末が悪い鳥越氏」。


 武富士から受けた不当提訴に勝利した後、数倍返しで逆提訴中の寺澤有氏だから「武富士より始末が悪い」なんて見出しは、よっぽどの場面、ここぞというとっておきのケースで使うほうが効果的。それを鳥越氏に使っちゃた。エントリも11件目と過去最高を更新して、共謀罪審議の時よりもよっぽど攻撃的だ(笑)。

ジャーナリストが取材を申し入れても、きちんと対応しないばかりか、「法的手続きをとる」と恫喝するのは、消費者金融大手・武富士の常套手段だった。しかし、ジャーナリストらが相次ぎ、「司法制度を悪用する恫喝は不法」と提訴し、武富士は全敗している(既報〈武井保雄前武富士会長死去でも残る名誉毀損訴訟〉参照)。

2006年9月22日、東京地方裁判所阿部潤裁判長)は武富士と武井前同社会長(同年8月10日死去)に対し、三宅勝久氏(ジャーナリスト)へ損害賠償120万円を支払うよう命ずる判決を言い渡した(原告、被告とも控訴しないで、確定)。そこでは、「言論による批判に対しては、民主主義社会においては、資料の裏付けのある言論で応酬することが求められており」と述べられている。

鳥越氏は著名なジャーナリストだ。『FRIDAY』の報道が気に入らなくても、反論する機会なり手段なりは保障されている。武富士以上に、「法的手続きをとる」必要性はない。