電撃コミック ガオ! 2月号


 「リニューアル新装刊!!」ということと、3月号から中村哲也ニトロプラスの原作で短期集中連載を始めるので予習のためと、この号からナイロンが成年向けでない連載を始めるのと、シリウスで「アメフラシ」を描いてる人がここでやってる作品がアニメ化されるというので、初めて(それとも十年ぶりくらいか?)購入。



 予想はしてたというか、だから買ってないし立ち読みもしてなかったんだけど、一言でまとめて、きついですね。中でもラノベ原作マンガのどれもが。アライブの「ゼロの使い魔」や「かのこん」って、まだ読めるほうだったんだねぇ……。フラッパーまで含めてもガオ!のほうがマンガ誌の歴史は深いはずなのに。巻中カラーで新連載のラノベ原作「バッカーノ!」は、シリウスの「銃姫」と同じパターン。原作を未読であっても、作画のつたなさが原作の面白さを生かしきれてないのが手に取るように分かる。セリフのみを拾い読みしてるほうが面白いから。絵が好きで同人をたまに買ってる村崎久都が原作付きで描いていて、でも、マンガになるとやっぱりこんなもんか。シリウスヤスダスズヒトは見直すべきだなあと、ひとりごちる。MANGAOHで押されてた「ストレイリトルデビル」「ほのかLv.アップ!」は、全体を巻頭から一通りパラ見し後、あれ? 今回は休載か? と思って目次を見直したら、ちゃんと掲載されていて、どうも自分的には読み飛ばせるくらいの扱いで良かったらしい。ナイロンの「月面兎兵器ミーナ」(原作:フジテレビ・GONZO、キャラデザ:okama)は……。とりあえず41Pの5コマ目がひどい。あとヒロインの表情が、何かの伏線なのか?と深読みさせるほど表情に乏しい(喜怒哀がなくて楽のみ)。これなら、底辺を右往左往していると思っていたラッシュのほうがまだ、今後何が出るか分からない突然変異遺伝子を秘めていそうな分、買う気が起きる。「ケメコデラックス!」と「V3」を単行本で買ってればこと足りる。早いところ購読しなくてもよくなるように、中村の連載がなるべく短く終わることを願って締め。



 あ、あと、何がリニューアルしたのか、誰か親切な方がいたら、教えてくれればありがたいです。題字が英小文字表記になった以外で。





 それにしても、矢上裕って今、描いてないんだ……が、呆けた後の残念だったという。「エルフを狩るモノたち」は、深夜アニメ定着に口火を切った原作ということで、非常に記憶に残っている作品なんだ。


電撃コミック ガオ ! 2007年 02月号 [雑誌]

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