今日のPICK UP。
- ファングが今月発売号で終了。 去年の10月に逝ったブラッドは
9号7号の寿命だったので、それより3ヶ月5ヶ月、生き延びたことになる。でも、ファングは5月に初めて単行本を出すまでこぎつけていたので、売れないなりになんとかやっていけるのかなと思っていた矢先ではあった(ブラッドの単行本創刊は休刊した後の去年12月)。ブラッドが落ちのびたヤフコミにファングが合流した時、「閲覧率が高いのなら、仮にブラッドのようにファング本誌が休刊しても「Yahoo!コミック」で作品継続→単行本売上は計上していける。」と書いていたことがイヤな現実に。面白タッグが誕生!的に画期性を囃し立てていた自分が馬鹿のようですね(笑と涙と酒とオンナとココロにバラ肉1kg)。つーか、ヤフコミは休刊墓場か。墓場の土を肥やしに、たくさんの彼岸花が咲いてくれればいいさ。同じページで告知されてるジャンボ休刊については、特にコメントなし。
- 10日の今日、「有害情報から子どもを守るための検討会」の初回会合を開催。例の、警察庁の私的懇談会だった「バーチャル社会のもたらす弊害から子どもを守る研究会」が、内閣府主催にバージョンアップして再登場。報告書がまとまれば、「バーチャル〜」よりも格段に各業界への影響力を大きく及ぼすことになる。対象はWEB上のコンテンツだけでなく、雑誌、ゲームソフト、DVDも含まれる。簡単に言えば、エロマンガ、エロゲ、エロアニメ。「子ども」を錦の御旗に担ぎ出しているつもりだろうが、そこにこそ最大の弱みがある。「子ども」への悪影響が実際にあるのかどうか明瞭なデータがないからだ。数件程度の、しかも「〜を見て興味をもった。自分もやってみたいと思った」程度の容疑者の自白のみを根拠としたゴリ押しは、いい加減通用しないと思い知らせる必要がある。7/2-7/3に検討会開催の一報が出たことを受けて(と思う)、日本同人誌印刷業組合では、同人誌への成人マーク貼り付けと奥付を義務化する方針を発表している。こーいった対策をとっているんですよというアピールを地道に、継続していくのがまず第1歩。検討会のメンバー構成や議事録は内閣府のこちらのページにアップされていくと思うのでチェックを。
- 千樹りおんが今月発売のLOに初登場。 ヴァルキリーは創刊号に載って、その後、声がかかっていないようで、定期購読誌でまた読めるようになって良かった。もえ☆すたの2号目はさすがに買わなかったし。
- 「平成19年度「MANGAの国際ビジネス展開等促進事業」に係る委託先を選定するに当たって、平成19年5月31日から6月8日までの期間をもって公募を行ったところ、1件の応募がありました。」で、角川プロダクションという会社が受注したんだけど、4/2に設立したばかりで応募、採択って、なんか出来レースの臭いが。事業委託費は上限5,000万円。それとも前から受注してた事業部門を子会社化しただけなのか。
- 大日本印刷が携帯マンガサイト事業に参入。「ANGIEは、10代から20代の女性をターゲットとし、新作マンガ4作品と占いで構成されています。」。よく、女性は人前でマンガ雑誌を買ったり読んだりするのを見られるのを嫌がるので、携帯の画面でこっそり読む需要があるなどと、読んだり聞いたりはしますが、「DNPは、今回配信を開始するANGIEを含めた携帯電子書籍配信事業全体で、2007年度からの3年間に100億円の売上げを見込んでいます。」を単純に3部門(コミック・書籍・写真)×3年で計算すると、この「ANGIE」だけで年間10億円以上を売り上げる計算になるので、相変わらず大日本の皮算用は根拠不明。
- ところでこれの始末は、どうなっちゃうのか。オータムリーフでレジ机の手前に張ってあるポイント交換グッズ一覧の一部が、マジックで黒塗りされてるのを見たときは、あれっ?て思ったけど、こういうことだったとは。確かに話のつくりとか支離滅裂で頭の中の整理が出来ない人なのかなぁとは漠然と思っていたけど、エロは抜きんでた人だと思うので、なんとか禊を済ませてもらって……、と。