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  • ジャンプスクエア6月号
    • 青の祓魔師」(加藤和恵
      • 5月号の第1話を読んで、可愛い女子キャラが出てこなくて残念みたいなことを書いたけど、間違ってたね、自分が。ちゃんとヒロイン役は出てたじゃないか、主人公の弟の雪男クンが。主人公が知らないだけで、何年も前から父親役の神父の手ほどきで兄の主人公を守るため、エクソシストの訓練を受けてたなんて。その弟クンから、これから直接にエクソシストになるための教えを受けられて、しかも学生寮で二人きりの同居生活なんて、主人公は幸せものだね。
    • 「新テニスの王子様」(許斐剛
      • 肌に合わない。1ページ目2コマ目の初っ端からガット2本の十字ラケットとか、読む気がうせる。
    • 連載最終回「放課後ウインド・オーケストラ」(宇佐悠一郎
      • 次話は増刊号で。え? 面白さはあると思うんだけど、伸びしろを見られたのかな……。
    • ギャグマンガ日和」(増田こうすけ
      • 声に出して読みたいマンガだ。「じゃあ今までの/いらなくない/ですか!?」。
    • 読切「Crunch」(いとうみきお
      • いろいろ整理したくなるなぁ。もったいない。主人公が出てくるのが6ページ目というのは遅いと思う。あと、話の質的に、スクエアというより赤マル向けだと思う。
    • このマンガがゼッタイ!売りたいんです〜ッ
      • マンガマニア向けの「プロショップ」を名乗るCOMIC ZINから、例の塚本店員が登場。HMVタワレコなどのCDショップ的な売り場づくり(アーティスト名順の単行本配置、特定カテゴリ毎の棚作り)を目指しているよう。来店する客の多くは、作者名や作品名でまごついたりすることなく、目的のブツをささっと見つけて買っていくような「プロ」。だから、新刊だけでなく既刊まで買わせようと思ったら、足を止めさせられるような“魅せる”企画や案内が不可欠。fellows!コーナーや森薫のオススメマンガコーナーとかは、確かに、おっ、と気にさせる。今後、考えているというコミックリュウのコーナーが楽しみ(今も、リュウの新人賞を獲った《まるちぷるCAFE》を同人コーナーに置いてる)。でも、致命的に店が狭いので、そこで限界があるよなぁ。あと、売上の1割を社員の社員割り引き買いが支えていると。マンガ愛は尊敬するが、経営的に心配。
    • モノガタリ
      • 加藤和恵が顔出しで登場。「ロボとうさ吉」の連載は「棚からぼたもち的」に決まって、シリウス側の都合もあって終わらせられた(個人的には編集部の方針の修整からと想像する)けど、現実に「それほどの人気はなかった」と話す。謙虚、というより、過去の自身を本当に実力不足だったと観察している。努力を、何のためにどういう方向でやったらいいのかということを、「ロボうさ」を通して掴んだみたい。多くの読者に人気を得るには、本を売れるようにするには、何を受け入れるべきか、そこの思考をはっきりと切り替えたんだなぁ。揺らいで、そこから立ち直れた、強いヒトという印象を強めた。
    • 「紅」山本ヤマトほか)
      • まさしく、ちゅうに。
  • コミックレックス6月号
    • 最終回「ろりぽ∞」(仏さんじょ
      • メイドコンペの勝ち抜き戦の初期〜中期くらいが一番、盛り上がってた印象が強い。キン肉マンで言うと、テリーマンザ・サンシャインの“呪いのローラー”でミンチにされそうになる近辺まで。7月売り号から新連載開始。
    • 「ティンクルセイバーNOVA」(藤枝雅
      • 目次で、仏さんじょが、連載を一度も落とさない目標を達成できてうれしいみたいなことを書いてる、そのすぐ隣で、休載しまくってる藤枝が、表紙とマンガの中身が合ってなくて(涙)とかぬるいことを書いていた。
    • 「怪異いかさま博覧亭」(小竹田貴弘
      • 江戸風俗の小ネタが、今回はあまり説明的にならず、物語に自然に馴染んでいて、面白かった。最後のコマの怒りの蓮花にクスクス。
    • 「白砂村」(今井神
      • 「どこで/間違ってしまった/んだろうな…」。すげーな、ロリコンの業が言わせたセリフがそれか。
    • エスペリダス・オード」(堤抄子
      • おぼろげになっていく、大切なモノ。あー、怖い、これは怖い。ここ何号かは、悲しかったり、せつなかったりで、読んでたけど、今回は、怖い。
    • 「ノイン」(村崎久都)
      • 引き続き、アスカっぽいクラスメイトの娘によるテコ入れ。頑張って!
    • 正直、「シンシア ザ ミッション」の第2部が始まるあてが見込めないなら、切ってもいいわ……。同じ値段分をOURSかライバルかゼロサムにでも回したほうがいいかも。
    • 休載中の「かんなぎ」で、作者から状況の説明。「ハンド×レッド」でもやってくれ。
  • エスペリダス・オード4巻(堤抄子
    • アルドとワラカ師匠の別れのシーンと、アルドとエルハイアが切り結んで、ナシラを挟んで背中合わせになるシーンで、二度ぐっときた。アルドとエルハイアが次に切り結ぶのは、物語のラストになりそう。
  • 先輩熱(まだ子)
    • まだ子は、乳首や陰唇なんかの性感帯の描写が、あまり得意ではない(とても記号的な)タイプの作家だと思うので、マンサンコミックスのような、そのあたりの露出を抑えた非18禁レーベルのほうが向いていると思う。たとえば、165ページの、冬セーラーの風紀委員の先輩が浮かべる、ショーツをずり下ろす途中の笑み、なんかのほうがエロい、ヤッてるシーンよりも。