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  • 少年ライバル6月号
    • 最終回「モンスターハンター オラージュ」(真島ヒロ
      • まぁ、なんというか、自分が読んで面白いマンガではない。モンハンをやったことがない、とか、二回りもターゲットの年齢層から外れているとか、そういった理由からじゃなく、「仲間」とか「信じてるから」とか「最高のライバル」とか、そういったキーワードを飛び交わしながら、瞳のないデカブツを嬲り殺す様だけを見せられて、心をわくわくさせられるかという話。予告で、ファンタジーロマンの次回作を構想中と。当初の予定通りだったとしても、このタイミングで終わらせた判断はうまいと思う。モンハンの人気振りからして、あと1年は連載を続けられたと思うけど、成功させた上で、早めに次の段階に移る姿勢を買う。
    • 「ほんとにあった! 霊媒先生」(松本ひで吉
      • ギャグも面白いんだけど、4コマのページと普通のコマ割のページが交互に挿入される構成とか、川を流されていくネコが次々に見舞われるトラブルのネタが、前に消費された他のネタを別の角度から照らす形になってるのが、うまい。ネタを単発で終わらせずに、リンクさせ再構成してる。一粒で二度おいしい。
    • 新連載「FLAGS」(上田悟司)
      • シリウスで「ケンたま」を描いてた人。ライバルに移って、若干、描線をシェイプさせてきた。中身は団体戦勝ち抜きバトルマンガ。主人公が手にする、敬愛する父親譲りの武器が、鉄の長板に丸い穴が並んだ形で、テンプレ円定規みたいだ。もしくは、工事現場からぱちってきた建材(そういえばキャラクターのコスチュームも特攻服っぽい)。それとも、作者が「むげにん」の馬絽祐実のファンなのかな。
    • 「弟キャッチャー俺ピッチャーで!」(兎中信志
      • 読みやすい。弟と兄の出番はほとんどナシの回。
    • 「エンマ」(ののやまさきほか)
      • クライマックスの骨抜きシーンに、“中落ち”をこそぐ手間が省けていいなぁと思う。
    • 「ギャル男 THE 爆誕!」(中邑天)
      • ……面白いじゃねーか。いや、ちょっと食わず嫌いでした。日本語はちょっとおかしいんだけど、リズムがあるし真を外してないから、勢いが削がれていない。見開きやアップのシーンで頻繁に入れてくる煽り文句は、ゴチックオンリーだと固くてインパクトに欠けるので、手描きにでも変えてみたらどうか。
    • アイマス含めてオタ系マンガは、どれもイマイチ。創刊号で気にしてた「むこうがわのまさか」と「アンカサンドラ」と「メカボーイ」がいつのまにか終わってた。
    • 来月号でなぜか、大久保篤のインタビューが掲載。引き抜いちゃえ。
  • 木でできた海(ジョナサン・キャロル
    • レジに出したら、さほど厚くもない文庫なのに1,000円以上してびっくりした。序盤のアメリカンワードに「ターミネーター」とか出てきてびっくりした。
  • 日米同盟の正体 迷走する安全保障(孫崎享
    • 核を持つ/持たないといった極端な二元論に目くらましされるのはコリゴリなので、建設的な見方が出来るよう最低限の知識は備えておくべきだよな、という取り組みの初歩として、購入。さしたる考察や展望なく、経済的な損得勘定だけで、アメリカ様の戦略=ポチとしての日本の戦略になってしまうのは、危うい。