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もうすでに有名だったりするのかもしれないけれど、JR水道橋駅の東口を出て、すぐ左手にあるBOX型の宝くじ売り場の周りで、ときおり、とてもひとなつっこい数羽のスズメを見かける。
売り場の屋根や、宝くじ券を引き換える台の上で、ちゅちゅんと跳ね回ったり、とことこと歩いてみたり、とてもかわいらしい。
ひとなつっこいというのは、たまに、宝くじ売り場のおばちゃんが、仕切りガラスの下にわずかに空いた半円形の窓から伸ばした指を、奥しもせずに突いてみたりしているのを見かけるから。
野良のスズメが、どれくらい長く生きていられるものか分からないけれど、自分にとって、できるだけ長く続いてほしい日常の一つになっている。