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  • アフタヌーン 3月号
    • 槇絵きたねー。何話ぶりか誰か調べてー。次号は、弩馬のヌンチャクと槇絵の変形三節棍の中折れ武器対決。変形三節棍は、両先端から横に突き出た刃を竹馬の要領で踏み台にしたアクションがあったので、ヌンチャクも隠しギミックとかあったらうれしい。
    • 四季賞2010冬のコンテスト発表(審査員:かわぐちかいじ)。准入選に《惑星家》の「let's roll」。ティアで買って読んで、ヒロインの前向きさがうまく描かれているなぁと感じていたので、これはうれしい。准入選はポータブルに載らないのがもったいない。他の准入選では、長谷川真司/近森文宏の「インベーダー」が面白そう。ちば賞みたいに、上・中位の入選作はWEBにも載せてくれないかな。
    • 読切。奥田亜紀子「心♡臓」。長くは生きられないみたいでどうにも投げやりな日々をすごす女子高生と、父さんの反対を押し切って自分なりに頑張ってるつもりだけど思うようにならず中途半端な日々に悶々とする青年。そんな2人の物語がゼロ距離で交錯。交錯というか、青年は女子高生で、私はあなた、僕はキミ。ちょっと舞台と時間軸はずれてるけど。だから、女子高生の黒おかっぱの頭の上で、青年はいつ芽が出るのか分からない農作業に励む。「頭山」のような演出に、ずいずいと引き込まれる。1羽のカラスが校舎の屋上の縁を歩く女子高生にちょっかいをだし、青年は死ぬ。足元がふらついた女子高生は、あぁ死んだ、と思ったけれど、落ちた先はすぐ下の屋上のコンクリの上だった。女子高生の投げやりさを引き受けた青年は死んで大勢の参列者に弔われ、青年の頑張ろうを引き受けた女子高生は泣いて、青年が耕した女子高生の頭の上の畑は花を咲かせた。それがとても命に満ち溢れて、美しく見える、そんな読切。