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  • GONG格闘技 3月号
    • タニマチのドンキオーナーに切られそうSRCがイチャンモンをつけた日沖×高島ライターのインタビュー目当て。「実際、試合当日になって契約を結ぶような試合があったようですし、」という高島ライターの言葉が事実無根で、これにドンキオーナーが、そんな団体は支援できないという感じに怒った、とSRCは主張。これが本当に事実でないなら、HPでいきなり抗議文を載せるとかしないで、版元と個別交渉して、イーストプレスのHPと次のゴン格に訂正文を出させればいいし、イメージダウンになるドンキオーナーとの内幕をワザワザ暴露する必要はない。また、事実無根だとして、この程度の間違い一つをあげつらってスポンサーを降りるとか言い出すドンキオーナーも狭量。おそらく、もともとドンキオーナーが撤退の口実を探してたところに運営の不味さを分かりやすく指摘した言葉がを見つけた、それを持ち出されたSRCがなすすべなくなって責任をゴン格に転化しようとした……って感じじゃないかと邪推。
    • 84ページで、昨年末、修斗日本協会の役員が、有力選手を含む複数人の関係者から、「経理に関する不正への疑念」を理由に役員解任を迫られた、と。その役員は、アマチュア修斗の運営にも携わっており、そのアマ修斗にワンデートーナメントの安全面やルール面で改善すべき問題点をジム運営者が指摘していたことも背景にあった、と。「オールラウンダー廻」は、まさに修斗のアマルールで地区大会のワンデートーナメント準決勝を戦っている最中だけど、KO狙いでなく「ポイントを取って勝ち上がるゲーム」になってしまっているというアマルールの見直しが現実に起きれば、それに合わせて廻達の戦い方も変わってきそう。
    • 松原隆一郎という格闘技大好き大学教授が、3ページに渡るインタビューで、年末の格闘技2興行の総括。これがめっぽう読ませる。ボブサップのドタキャンに象徴されるようなゴシップばかりに注目が集まり、「ガチンコの世界なのに表だけで楽しめない」ことを由々しき事態と指摘する。裏を読むことに楽しみがある、屈折した格闘技であるところのプロレスとは本来違う、ガチが魅力のはずの総合が、ガチで相手の腕を折りにいく姿勢が持ち味の青木に自演乙めがけてドロップキックを出させてしまう。それじゃあ、罵声による盛り上がりはおきても、静まってしまえば客は離れていく。ワモノ同士のどちらが勝つか負けるかに純粋に焦点が当たっているUFCストライクフォースの勢いに比べれば、その差は歴然。まずは、会場に居るファンだけじゃなく、テレビの視聴者に面白い試合はストーリーをもって届けられていないのが、まずいようだ(そこの問題はプロレスも同じ)。
    • あと吉田豪の「U.W.F.戦史3」書評を読んで、やっぱ吉田の人は文章うまいわ、と思った。「3」は多分、読まない。