コミティア100

  • 快晴。金曜までは間欠的に嵐のような土砂降りがつづいていたのが、今日、この日だけは狙ったように青空。100回目にふさわしいですね。
  • とはいうものの、10:40頃に到着した東館外のアスファルト舗装駐車場の待機列に、その青空からさんさんと照りつけるわけで。3ヶ月ばかり早く、湿気のない夏コミを体験させられました。入れたのは、11:30頃。ティアでかつて見たことのない縦横の列が発生していたため。壁サークルが、シャッターを明けて外に待機列を伸ばしている様子も、ティアでは初めて目にした。後で聞くと、開場前、サークル参加者のチケット入場も手間取ったところがあったようで。
  • 大型化は基本、反対ではないというか、大勢で楽しい方向を目指せるのであれば、毎年5月は3ホール開催とかでもいいんじゃないかしら、くらいの心持ち。ただ、さすがにサークルを回るための時間が足りないので、3ホール開催の際は、開始時間or終了時間をもう30分〜1時間、前倒しor延長してもらいたいところです(10:30〜16:15とか。終了時間前に帰り支度するサークルが増えるだけか?)。実際、今回は読みの甘さもあって東6を中心に立ち寄り逃したサークルが多数……。100回記念ならではの企画や本があったかも、と想像すると悔やみきれません。
  • 100回記念ということで、ここ数年、見られなかったサークルが続々。寸止めエロコピー誌(完売のため見本立ち読み)を出してた《浜ん町ジプト》をはじめ、アスカシンシャから単行本発売予定という《スタジオ大四畳半》、エロFから2冊目の単行本が発売予定の《サンタロー》、「デイドリ」がいつまでたっても学園祭前続行の《lowlife》などなど。ペーパーやコピー誌でなく、気合の入ったオフセ新刊を用意していた《Metalzigzag》とか感動モノだった。入場後しばらくして、ダメもとで寄ってみた《ヒマラヤイルカ》は、なぜか握手会&サイン会をやっていた(あらゐせんせーの来るファン拒まずなキャラクターからして「え!」というほどではないんだけれど)。
  • REDの連載中断後、音沙汰のなかった《本格青本》で、過去同人収録+書き下ろしのオフセ。現在はCG絵の外注彩色とアシが主職で、マンガは……まだ以前のようには描けそうにないらしい。待ちますよ。
  • 「部活動」企画で面白かったのは「かえる部」(http://hhr.itigo.jp/kaerubu/)。部活参加サークルが集まった一帯がカエルアイテムで埋め尽くされて、両生類好きな(というか滑った皮膚が結構好きな)自分でもちょっとクラクラするほどだった。あと、「百合部」(http://yuribu2.seesaa.net/)は女子のサークルばかりで、ムサい男は近寄りがたいなぁとか(それでも手に取るけれど)。
  • きくに・まさひこ、と並んでサイン会をやってた、みうら・じゅん。初の生みうらは、まぁ……グラサンだった。
  • 《京大漫トロピー》で《TMR》のに似た会誌を初買い。座談会やクロスレビュー、年間ランキングの体裁がそっくり。違うのはメンバー数くらい。京大のほうが3〜4倍くらい多い。大学対抗読み専マン研勢力図があったら、京大が勝つるか。
  • 購入総額は4万円。ピッタリ賞は意図したわけもなく。3ホール開催で5〜6万いかないのは踏破力が足りていない証拠。
  • 100回記念企画で個人的に存外盛り上がったのが「ペーパーラリー100GP」。いつもどおり各サークルがつくっているペーパーの端に、企画指定ロゴを刷ってもらい、それを集めて受付コーナーにもっていくと、重量(枚数ではなく)に応じて記念品(福袋など)をもらえる企画。本を入手するついでに、あるいは、今日はペーパーのみというサークルでもらっていくのは、いつものティアと変わらないところ、ロゴ入りのペーパーを「集めて回る」というクロスカントリー的なオプションがつくことで、小さな達成感のようなものが積みあがっていき、3ホールをめぐる足取りもなんだか軽やか。これは、100回記念でなくとも、折りを見てやってもらえるとうれしい。
    • 一方で落とし穴だったのが先着順の記念品の枯渇。3:30頃にペーパーをもって受付にいくと、すべて売り切れてた。とりあえず重量だけ計ると、383グラム。レベル2=100グラム以上〜500グラム未満なので、企画専用バインダーがもらえるはずだったのに……。というか、レベル3=500グラム以上の記念品もすべて売り切れって、どんだけの猛者が。
      • 《薬缶猫》で、ウレタン製下敷き付きの重量底上げペーパーまで入手して頑張ったのに……。
  • これよかった!な新規開拓サークルは《TSPH》《スター書房》《アニマルサービス》《コジカホンポ》《GOLDEN DEAD》《スタッフWHY》《highlnad》《SoNと壱》《給食ちゃん》《青いたまごクラブ。》あたり。《TSPH》で頒布していた、「999」の車掌(たとえが古いな……)のように生地が生命を宿したイラスト集「布人小鑑図」という豆本が面白かった。《スター書房》のこなれた絵柄は、アニメーターの人かと想像(http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=manga&illust_id=25095169)。《スタッフWHY》は主人公のJK「サセ子」が、隣の野球小学生男子と「秘密結婚」したいという欲望を抱えている。でも「サセ子」という名前は話の本筋と何ら絡まない。