本日、バイクの日。



と、関係あるようで、特に関係あるってーわけでもない、たまたまかち合った更新。



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琵琶湖のほとりat朝妻湊跡。



コミケ2日目までの8日間、毎夏恒例のツーリングでした。3年前に走ったルートを、道が重ならいように調整しつつ、逆回りで。



大まかにまとめると、東京→秩父→佐久→松本→奥飛騨→富山→能登半島一周→金沢→白川郷→郡上→長良川温泉彦根甲賀信楽伊賀上野四日市→名古屋港→豊田→天竜川下り→掛川→島田→大井川上り→清水→西伊豆天城峠→沼津→箱根→伊勢原→町田→東京。自宅から自宅まで、約2,000kmの道程でした(正確には1,983.5km)。



で、景色ネタ、動物ネタを繰り返すのも何なので、今回は飯ネタです。ツーリングの三大楽しみのうちの一つです。他の二つは、一つが走ることそのもの、もう一つが人に優しくされることです。




旅飯 (1)
秩父市に入る手前、道の駅「果樹公園あしがくぼ」で。
中身の粒餡が、ほどよい甘みと歯ざわりでした。皮はふつう。こし餡版も売ってたような気がするけど、断然、粒あん派です。



旅飯 (2)
最高気温が35度に達する中、松本城観光中に軽い脱水症状に陥り、ふらふらしながら奥飛騨への山中をのぼっている途中、道の駅「風穴の里」で。
なんてことない山菜おこわ。でも、疲れた体には何倍か増しで美味い。



旅飯 (3)
能登半島の真ん中あたり、のと鉄道の終着=穴水駅に隣接した物産館で。
この日も、ヘルメットのシールド越しに前方を睨みつけるように気合を入れて走らないとクラッときそうな、バカみたいな日差しと湿気。ただ、そのせいでおいしく思えたろう点を差し引いても、甘みと渋みのバランスが絶妙でした。



旅飯 (4)
能登半島最北端の禄剛崎に何とか足跡を残したあと、いい加減なにかまともな飯を腹に入れないとやばいと、道の駅「千枚田ポケットパーク」で。
地元のおばちゃんバイトがちゃちゃっと作った胡麻だれ冷やしうどん。一欠けらも残さず腹の中へ。
今、緑のカーテン用にベランダに植えたきゅうりが20本ばかり冷蔵庫にあるので、再現してみたい。



旅飯 (5)
羽昨の手前の道の駅「とぎ海街道」で。
能登金時のスイートポテト。
しつこいが、もう疲れてると何でも美味い(そうでなくても美味かったと思うけど)。



旅飯 (7)
白川郷のちょっと先、地元の牧場と提携しているファーマーズで。
台風5号が本州に上陸したこの日、イチかバチかで南下を試み、運よくヤマを乗り切ったところで、ご褒美的なスイーツ。
これもうまかったけど、瓶で売ってた原料の牛乳が驚くほど濃くがあってさらにうまかった。



旅飯 (8)
長良川温泉の宿にチェックインする直前、地元の回転寿司「にぎりの徳兵衛」で。
たまたまの入店で、地元での人気度は不明。ただ、このイワシ握りは、肉厚でプリプリで絶品だった。確か300円くらい。



旅飯 (9)
信楽の産業展示館内のカフェで。
1,500円くらい。こんなオシャレ飯を喰うのに似つかわしいオシャレカフェで、オシャレ女子や熟女が集っていた。信楽なのに。あの狸なのに。街のメインロード沿いはくたびれた店ばかりが目につき、この真新しい産業展示館に観光客を町ぐるみで誘導している印象を受けた。



旅飯 (10)
伊賀の忍者村で割とあっさりした案内に若干の寂しさを感じたあと、四日市に入る前、道の駅「関宿」で。
いたってふつうの炊き込みごはん。こういう普通飯、旅先で食べると何倍か増しでうまいの法則が発動する。
時間が許せば、みそ焼きうどんも是非、試してみたかった。



旅飯 (12)
天竜川の近く、道の駅「信州新野千石平」で。
鹿肉のジビエ定食。歯ごたえがあり、顎が鍛えられた。生臭さはなし。



旅飯 (13)
この日の宿をとってた島田の静鉄ストアで。
20%引きのおつとめ品。安定のスーパー総菜という感じの味。
肉はきっとジビエより安いやつなんだろうけど、天竜川を下る途中で土砂崩れにぶちあたり、迂回のため、すべって道をずれたら一巻の終わりな狭路をクリアした後だったので、美味さに生還ボーナス上乗せ。自分の中ではジビエを超えた。



旅飯 (14)
フェリーで駿河湾を渡った伊豆の某店で。
このツーリングで一番がっくりきた飯。2,000円も出した割に、どの身もふにゃっとして瑞々しさはどこへやら。
店を出たあときづいたが、500メートルほど近くにまったく同系統の飯を出す店があり、そっちのほうが繁盛してるようにうかがえた。



旅飯 (15)
沼津港の食堂「せきの」で。
店は特に決めず、アジフライ目当てに9時頃到着。すでに10人ほどが並んでいるこの店をみつけ、(また外したくないし……)と20分ほど待ってようやく入店。
1,000円出した価値があったかというと、観光地料金な印象も若干いだいたものの、フライ以外のごはん、味噌汁、漬物、野菜にも手を抜いてない点は好感。アジがもう一匹くらい欲しかったかも。



旅飯 (16)
沼津港の「恵比」で。
干物の街でなぜか有名という、アンパンオンリー店。
港が近くなり、街に満ちた魚の匂いを嗅ぎつつ走っていると、ふわっとパンの匂いに包まれた瞬間は不思議な気持ちにさせられた。
小ぶりの丸パンで、写真の5個をぺろっといけた。やっぱり定番の小倉がベスト。
餡で始まり餡で終わった旅でした(強引なまとめ)。