9日目。諏訪湖〜甲府〜大月〜相模湖〜高尾〜都内。218.6km。
最終日。
宿の熱湯風呂は、朝入るとなぜかちょうどいい感じの温度だった。
朝飯前に諏訪大社を御参り。
大社は全部で4つある。参ったのは「下社」の「秋宮」。宿から徒歩1分と近かったので。
神楽殿には定番のビッグサイズしめ縄。
噂の怨柱。
来年が立て替えの年ということで、かなり年季が入った状態。
安産祈願のコーナー。ところせましと、底が抜けた金属の柄杓が納められているのは、すぽっと底が抜けたように産まれるから、とか。……例え方!
チェックアウトして、5分ばかり飛ばしたところにある、「下社」の「春宮」にも。
「秋宮」よりも全体にひっそりと落ち着いてて、質素な印象。
夜中、ライトアップとかされるといい感じになるかも。
「春宮」の近くにある石仏。
願い事を唱えながら3週すると、叶うとか。
左胸の卍がかっこいい。
なぜか周囲270°を稲で囲まれている。
石仏の正面の土地は、家庭菜園っぽいのが広がっていたりして、どうも私有地っぽい。
持ち主が有効活用して、収穫された米の半分を石仏に備えているとか、そんなところなんだろうか。
「秋宮」の前まで戻って、開店時間になった「新鶴」という羊羹屋で塩羊羹を土産に。
……えっと、かなりうまい。塩味の調整が絶妙。
羊羹好きとして太鼓判を押せる。
20号線を南東へ。
このまま道に沿っていけば、それで都内に入れる。
でも、せっかくなので、甲府で武田神社参り。
いい音がする系の名所って、期待はずれなことが多いような印象があるのだけど、この竹筒から聞こえてきた「チーーン」は、なかなか品が良し。
説明看板の幼女×少女は特に意味がない模様。神社の娘さんとかだろうか。
後は都内までまっすぐ。
甲府を後にすれば、もう、見知ったエリア。
もうすぐ心置きなく一息つけるとほっとする一方で、(これで終わりか)とさびしさも。
左=交換直後、右=帰宅直後。
2,500km走ったくらいでは、ほとんど目減りなし。
スリップサインが出るまで走りこむのに後、何年かかるかな……。