「NHKに言いたい」

じゃがいも+ブロッコリー→カレー


 40、50歳代に見える、ネクタイをしたホワイトカラー男性職が、しかも95%=眼鏡が、ずらっと並んで苦情電話を受け付けている図は、ある意味壮観だった。畠山アナウンサーが「納得しないぞ」って、苦情FAXの若者言葉をそのまま言い切り口調で紹介していたのも。

 畠山アナの説明によると、受信料支払い総件数3,694万件のうち、支払いを一次保留している件数は11万3,000件。PDのキックバック不正などが明らかになって以降、8万件ほど増えてるらしい。言っても全体の約0.2〜0.3%ではあるが、これがあっという間に、50万件、その先まで増えていくと鳥越氏が警告していたのに頷く。

 「海老沢会長。で、辞任するの、どうなの?」というその点のみが、視聴者の大部分が答えて欲しいところだったのは明らかなわけだが、明確な答えはなく。はがゆい。

 会長の説明で「職を投げ出す前に、きちんとした道筋をつくるのが前提になるだろう」。 
 隠蔽体質を体現してきた本人が、改革を主導するって、普通に考えてそれは無理な話だ。

 不正をコントロールするシステムをつくっても、その正と不正の区切りのラインをどの程度厳しいところに引くか、誰がどこの承認を前提にそのシステムを運用するのか。なにごとも程度問題。とりあえずゼロから形をつくるのはなんとかなっても、それを運用していく組織を統括する、次期会長の判断能力の程度。
 運用ガイドラインとその結果を、外部に対して明らかにしないのならば、意味がない。公共放送は、私企業でなく、受信料で成り立っているのだから、それをやるべきだし、受信料を支払っているすべての世帯は、それを要求することができるはず。



 1人暮らしを初めて10数年、受信料を払った期間が2年に満たない、そしてもちろん現在も払ってないし、引っ越してから一度も集金人がきたことのない自分は、いさぎよく辞任って言ってくれれば、いよいよ地元のケーブルTVでも引くついでに支払うのもありかなと、思いつつ見ていたんだ。会長、と経営委員会。紅白の視聴率が次の分水嶺だぞ。