在りし日のウータン

 数年前に親しくしていたあるライターの人たちが、自分も2、3度話したことのある、あるジャーナリストの先輩の引越しの手伝いに行ったとき、運ぶ荷物があるはずなのに奥さんの部屋に絶対入らせなかったことを、「オランウータンを飼ってる」と爆笑してたことがあったなぁ、ということを、そのジャーナリストの人のホームページの最近のとある日付の内容を読んでいて、数カ月ほど前にずいぶん落ち込んでる雰囲気の記述が続いたことがあったのはもしかしたら離婚したからかもしれない、と唐突に感じるなかで、思い出した。


 なんで、偽装結婚疑惑かあるいは脳内結婚疑惑の喩えがオランウータンだったのか、いまだにわからないままである。