コミティア72 その1

 初買いしたサークルから今日は2冊の感想を。

 異世界のロシア、大河をはしけで渡る反モスクワ連合の甲冑の巨人=ギアに、異民族の男女の若者が操る巨人が合流し、戦いの場へ赴くが、男女の狙いは実は……。
 
 プラウダという名前の、円盤状の胴体にほっそりした2本の足と槍というシルエットのギアが、ガウォーク的な異質さをもったかっこよさで惚れた。
 その巨大さをよく引き出した遠近の処理(城壁や兵士との対比のパースなど)にまた惚れる。
 モノは鉛筆書きのコピー誌で、セリフゴマの一部が断ち切れてたり、粗雑なところもあるけれど、棒引きしていい面白さ。
 砲撃の擬音をアルファベットで書いてるのは、ロシア語にしとけばもっと雰囲気が高まったと思ったり。

 「ひるさがり」=日本刀を背負った黒目勝ちの女子学生が校長が大福を口から落としたことをサイコメトリしてさらに校長の妄想ヤブイヌまで指摘してしまうけれど、オチは「…ど、どゆこと?」(校長)。
 「さすらい」=「これが…ラストくーりっしゅです…」「な! なんとぉおおお!」
 「SAURY」=「うっわ〜い! さんまっがり♪ さんまっがり♪」

 寝る前に読むと、悶えて寝れなくなる。