「制服偏愛」(ひねもすのたり)富士美コミックス

 最近わかってきたけれど、ストレスが溜まってくるとエロマンガ評を書きたくなるらしい。新しい発見、糧にして。つーか、病気か。

 収録作品11本中、ふたなりモノはなんとたったの2本。ふたなり好き好きのこの作者にしては、少ない。
 メイド、浴衣、チャイナ、ファミレス、ナース、セーラー服、黒下着、水着、巫女装束、体操服、バニー、それぞれのシチュエーションで姦ってます。
 なかば閉じかける途中に見えるおおきめのまぶたが、非常にセクシー。眠たげな表情でエロにいそしむ痴態を堪能すべき。そこのキミも!

 それと、前作であり初単行本の「艶色百物語 (富士美コミックス)」(富士美コミックス)でところどころに感じたつたなさ、固さが、こんどの新刊ではかなり払拭されてる。固さで言えば、乳がそうとうに柔らかさを増した。前作を読んで、ちょっと貧乳作家の印象が記憶に残ってしまっていたけれど、改める必要がある。適度な大きさで柔らかい、個人的に理想に近い乳を描くようになった。

 浴衣からこぼれる「夏の夜の花火」、チャイナからこぼれる「歓迎(ハート)香花飯店」、セーラー服からこぼれる「きょうだいの事情」、その続編で黒下着からはみでる「きょうだいの距離」が、特によろしい。


制服偏愛 (富士美コミックス)

制服偏愛 (富士美コミックス)