「光 ①②」(凛野ミキ) ゼロサムコミックス

 書斎の住人の感想で興味を持ち、おととい読んだ。昨夜も読んだ。で、今日もう一度読む。


 一読して、町内規模時間限定のルワンダ


 二度目、読み返すと、苦手な話なのかな?、と疑問がわいてくる。


 三度読んで、動機や理由を置き去りにした行動にとっかかりがなくて、身もだえしてくる。


 惑星・星座・光の法則の定めといった今のところ意味不明な設定が、登場人物らが何の行動を起こすにしても、その目的のみを与え、動機や理由を与えない。夜、ふとんの中で悶々と頭にめぐらしていればいいことを、いちいち態度や口に出す登場人物たち。


 誰かのために(自らの意思にもとづき満足して)死ぬ、といったこの手のマンガでよくある動機付けがほぼ一切、排除されてることに気づいて、そーいったテーマに辟易していたはずなのに、ないならないで座りが悪いもんだな、と思う。


 けれど、逆撫でされることは、嫌いじゃない。



 (なんたって、強迫性障害だからね!)



参考:凛野ミキ『光』ネガティブ・キャンペーン


光 (1) (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)

光 (1) (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)

光 (2) (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)

光 (2) (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)