ヤングガンガン 21号


 そんじゃ、昨日(http://d.hatena.ne.jp/bullet/20051102#p1)の続き、いってみようか。



 いつも楽しみにしてるメルマガに、お笑いテキスト系という括りでいいのだと思うが、Quick嘘屋(http://www.interq.or.jp/ski/sakana/quso/q_usoya.html)というメルマガがある。そのメルマガで、いつも脱力感あふれるやりとりを特に楽しみにしている「しーもす君と子猫さん」という、掛け合いネタがあるのだが、10/25配信分でヤンガンが取り上げられていた。バックナンバーにまだあがってないので、メールから引用してみよう。

しーもす:それにしても小猫さん。少年ガンガンという漫画雑誌を知っていますか。
小 猫:読んだことはありませんが、エニックスというゲームメーカーがコンテンツの確保を目指して創刊した漫画雑誌でしょう。
しーもす:そういう話はともかく、本屋に行ったのですが、なんとヤングガンガンという雑誌まであるではないですか。
小 猫:ガンガンのヤング層向けの雑誌なのでしょうね。
しーもす:ヤング島耕作はヤング層向けなのですか。
小 猫:はっきりしたことは言えませんがおそらく違います。
しーもす:そしてさらに恐ろしいことに気づきました。本棚にはヤングジャンプヤングマガジンヤングサンデーヤングチャンピオンヤングアニマルといったヤング雑誌がたくさん並んでいるではないですか。
小 猫:ずいぶん前からあったと思いますが。
しーもす:しかもその表紙には水着を着た若い娘さんが必ずのっているのです。
小 猫:ヤング層は好きですからね。
しーもす:非ヤング層は嫌いだとでもいうのですか。
小 猫:はっきりしたことは言えませんがおそらく違います。
しーもす:それにしてもこのままでは、日本の漫画雑誌の半数がヤングになってしまう。
小 猫:このままの計算がだいぶおおざっぱですよ。
しーもす:どうしたら、どうしたらええんやー!
小 猫:叫んで後編へ。

 そういえば、ヤング島耕作の連載はイブニングだが、タイトルにヤングとはついててもフリーセックス的社内恋愛・不倫話が多くて、どちらかというと島がヤングなだけでヤってることはビッグコミックの黄昏流星群とそんなに変わらんよなぁ……。




 そうではなくて。


 どうやら、しーもす君は、ガンガンは知ってるけれどヤングガンガンは知らなかったらしい。
 パプワやきんぎょ注意報やロト紋ハガレンなどでネームバリューはかなーり培われたガンガンという雑誌は知られていても、まだ創刊から一年未満のヤンガンという雑誌はそこまで知られていないのは当然として、では、ガンガン読者、あるいは過去ガンガン読者だった人間、またはGファンタジーなどの読者に、どれくらいヤンガンという雑誌を読ませられているのかな、と。
 何度も書いてることだが、ガンガンに一時代を築かせたロト紋の続編が、あまり盛り上がってないようだし。
 青年誌という性格上、少年誌のガンガンやマニア誌のGF、GWとの連帯は色々難しいところもあるのかもしれないが、使えるブランド力は使っておいて損はないよなぁ、と。


 一方で、「MISS ウィザード(仮)」の葉月京つながりでヤングチャンピオンの「恋愛ジャンキー」、ヤングジャンプの「Wネーム」と、「死がふたりを分かつまで」は原作者のたかしげ宙つながりでマガジンZの「緑の王」と合同キャンペをやってたりする。同じ作家の別作品を単行本発売を重ねての合同キャンペは、いまどき珍しくはないが、そうやって購読層が似てそうな他誌から読者を引っ張ってくる地道なやり方も必要だし、どんどんやってもらえれば「緑の王」などは、お、ちょっと買ってみようか、と思いかけてるし。



 あー、今回は全然まとまりないわ……。結論なし。





BAMBOO BLADE」。

 タマちゃんの剣道授業。初めて真面目な剣道のイロハが出てきた。でも、こっちはサヤの試合のほうをじっくり見たいのに、試合の途中に結構な分量の指導ページを割いていて、ぶつ切り感も。

「Sled Head」。

 企画コーナーにあった、左手の馬場正平画が、たいへんうまく描けてございました。

「カピ」。

 前にネトゲの読切が載った小林立の読切。オチてないけど、面白い。カピパラ=カポエラの1ネタだけで強引に押し切る。お天気ページに払ってるギャラをこっちに回してくれ。

「黒神」

 また本編には関係ないのだが、今週号のダークホース。巻末の作者近況コメント欄の今号の担当は原作者イム・ダリョン。

3泊4日の予備軍訓練に行ってきました。かなり辛かったです。(イ)

 人気芸能人だって兵役に行くんだから、マンガ家業だっていきますよ!
 



 これで、昨日買ってあった22号をやっと袋から取り出せるぞっと。