「ベイグラントストーリーアルティマニア」（スタジオベントスタッフ）スクウェア・エニックス

　数ヵ月後にPS2の発売を控えた2000年初頭、PSの性能を限界まで使い切ったゲームとして発売。そして、自分が買ったPSのゲーム（中古、ベストを除く）の最終タイトル。

　廉価版発売の情報を見つけて、このゲームをやりこむ時間が、これからの人生でまた巡ってくるのだろうか……、とつらつら考えていたらいつの間にやらamazonのボタンを押していましたとさ。

　この500Pに及ぶ攻略本に一切頼らず、自力で、嘗め尽くすように堪能して、クリアした時間を、まざまざと思い出させてくれる。

　ダマスクス、ホプロンシールド、リスク、リム、異端者が嘆く拷問の廊下、ルフトタッチ……。

　攻略ページの合い間に挿入されるBACKGROUNDのSTORYPARTに痺れる。社長＝ペニー松山自ら、書いてるんだろうか……、と奥付を見るとそうあった。

　難を言えば、廉価版よりもこっちの本のほうが高いってことくらいか？