ハイテンション(監督:アレクサンドル・アジャ)


新宿アカデミーで20:25の回。



すんげえB級ホラー。
フランスだからどうだと?
ドーベルマン」から何年経ってると思ってるんだ?
英語吹き替えの口パクがズレまくりで、同じ新宿東亜興行チェーンで観た「イントゥ・ザ・サン」(http://d.hatena.ne.jp/bullet/20051126#p1)の日本人女優を否応無く思い出させる。なんで東亜で観る映画はこうもぐだぐだなヤツばかりになってしまうんだろう……。
25歳の新鋭の監督が撮った、フランス産新感覚激ヤバホラー、といった煽りは、スピルバーグの「激突!」をモロに想定した、と思わせる。
なんだろう、わりかし評判があって、3年前に制作されたホラー映画がわざわざ日本公開されてるという状況は。エロマンガのように、通常の映画とは異なるものさしで測らねばならないんだろうか?
途中からは、スプラッタを半眼でとらえつつ、どうやったら連続テレビシリーズで「TWIM」の実写が撮れるだろうかと思い悩みはじめていた。ダイブする直前のトシの母親のあの、指輪物語のゴクリのような顔アップを再現されたら、それだけで発狂失禁脱糞しそうだ。スピルバーグの「バンド・オブ・ブラザース」のような予算規模でテレビシリーズ化できないもんか。アニメはダメ。アニメでは、トシが四肢と右耳たぶを打ち抜いた人質の頭をモンがライフルで吹き飛ばすシーンとか、ふとん虫にした母親と息子をトシがコンバットナイフで黒髭危機一髪のようにトストスしていくシーンに、眼をそむけたくなるような臨場感がまったく出そうにない。
ちゅどおん。



参考:公式サイト