明日、28日に法務委員会で強行の審議入りをさせようとする自民与党。

 http://blog.goo.ne.jp/hosakanobuto/e/fa045b3ee8d623e3fbfc3f4eb95fd92d

私は、「外務省からは何の返答もない。1年前には、『米国の留保』を知りながらこれを隠し、野党各委員からは世界各国の状況はどうかという質問にも一切答えず、与党側から数えきれないほどの修正案が出る。こんな法案はまず廃案にして、条約批准についてゼロから考え直すべきタイミングだろう」と主張した。平岡秀夫野党筆頭理事も、「共謀罪を審議するという前提条件は整っていない。質問主意書への答弁や、条約起草過程の外交文書の開示などを行ってもらわなければダメだ。前回までの審議は、真実を説明しない虚偽答弁によって行われてきたもので、審議はゼロからやり直しということになる」と、「共謀罪審議入り」を主張する与党に対して、「これを受けられない」という野党との平行線の議論が続いて、時間切れで野党側は理事会を退席した。
自民党理事は、民主党理事に対して、「共謀罪」最新修正案を示して協議を呼びかけている。金曜日の段階で、このブログでメディア関係者に呼びかけておいたが、「共謀罪の審議入りなどありえない」という認識が浸透しきっていて、わずかに毎日新聞がベタ記事で報道したぐらいである。法務委員会理事会が「共謀罪審議入り」という大テーマについて紛糾しているのに事前に報道されず、明日いきなりの「審議入り強行」が行われた場合に国民は不意打ちをくらうことになる。いずれにしても、もっとも緊張する一日が明日やってきそうだ。

  • 第165回国会 173 犯罪の国際化及び組織化並びに情報処理の高度化に対処するための刑法等の一部を改正する法律案に関する質問主意書

 http://www.shugiin.go.jp/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/165173.htm


 平岡秀夫議員による質問主意書は提出日が11/22。延期の申し立てがなければ、通常、受理から7日以内に答弁が出てくる。受理日が11/22の同日なら明後日の水曜には出されるはずなので、答弁が出てくる前の日、火曜=明日に審議入りさせようという腹積もりなのだろう。


 そういう意味では、水曜=明後日まで審議入りさせないことが、最優先の防衛ライン。これを応援する具体的な手段が切実に欲しい。