「無限の住人 (21)」刊行記念 沙村広明サイン会 at 丸善丸の内本店


 6/24付けだが、昨日のこと。



 http://www.maruzen.co.jp/home/tenpo/maruhon.html



 アフタヌーンを買い始めたのが92年で、翌年の夏前に発売された号に四季大賞受賞作が掲載。年末か年明けの号で、受賞作がそのまま連載化。この巻で「最終章」に入ったと説明される。14年読み続けた末に、やっと、サイン会を詣でたことになる。デビューから途切れることなく追いかけている、というか、作家歴=連載期間=ファン歴がイコールで結ばれる作家は、この人が初めてで、そういう意味で感慨深かったりした日。暑かったけど。


 説明が難しいが、建物の中にある空中回廊的な廊下に並ばされる。高所恐怖症を克服してない10年前だったら、待ち人が少なくなるまで、店内でぶらぶらと時間をつぶさざるをえなかったろう。飛行機にのるようになって大分、落ち着いた今は、狭い店内や階段に押し込められるより、上下前方に開放感があって逆に気疲れせずに済んだ。
 列はおおよそ男性7:女性3。男はファッショナブルからいたってフツウから濡れシャツ系まで満遍なく。女性は、なんというか、記憶に残りやすい格好の人が目立ったと言えばいいのか。「アックス」とか「Beth」読んでそうな。


 2Fフロアの下りエレベーター付近のスペースに机と本人とアフタヌーン編集とか。机の前には、サインの間、座って待つための椅子。誰か、着席中に、人間椅子の話題を振ったファンはいたのだろうか(今、思いついた)。
 本人は、カーキ色のジャケットにオレンジのTシャツ、メガネ、長髪、フツウのにいちゃん。21巻の帯折り返し4コマで、カラスヤサトシの自画像と似ていると書いてるが、メガネ以外に特に重なるところはなかった。アフタヌーンの懸賞であたった唱入りのれんのことなど一方的に話して終了。15:45退散。



 其の後、池袋で、入江亜季の処女サイン会の整理券をもらいにジュンク堂に寄ると、地下コミック売り場の例の窪みで細田守サイン会の最後の4人くらいが壁沿いに座っていた。本人は黒のポロシャツで、ファンは年齢層高め。このとき18:00くらいだったと思うが、こちらも14:00からのスタートではなかったか。長丁場。



 あるあるネタ。“むげにん”サイン会で自分の前のファンがカバンから21巻を3冊分取り出して書店員に全部描いてもらえるよう交渉し始めてなんとかOKをもらって*1、そういえば、3年前の5月にジュンク堂福島聡サイン会(機動旅団八福神の連載直前)でも、二つ前の人間が作者の既刊全部をカバンから取り出して交渉を始めたことがあった。あるあるー。


無限の住人(21) (アフタヌーンKC)

無限の住人(21) (アフタヌーンKC)

*1:こられない友達の分とかだったのかもしれない。