《薬缶猫》謹製「炬燵に咲く花」が出来るまで。


昨日のコミティアで買った、《薬缶猫》の「飛び出すマンガ」の自作セット(100円)を作ってみた。タイトルは「炬燵に咲く花」。A5版15ページ。では、Let'sTry。



炬燵に咲く花 06
材料ひと揃い。右下は「組み立て方」。何はともあれ、まずはパーツを切り出しましょう。



炬燵に咲く花 05
ランプ。



炬燵に咲く花 04
エプロン。



炬燵に咲く花 03
炬燵。潜り込んだメイドさんと薬缶猫つき。



炬燵に咲く花 02
ゴミ箱。



炬燵に咲く花 01
たっぷり1時間半かけて、切り抜き終了。ずっとハサミでこしこしやってると、途中から、上野の広小路亭でトリの落語家の前に出てくる切り絵の人を思い出して、頭の中でお囃子が鳴り出した。



1ページ目。
炬燵に咲く花 14
まず炬燵。



炬燵に咲く花 13
次にランプ。



炬燵に咲く花 12
ゴミ箱。



炬燵に咲く花 11
エプロンを貼って、1ページ目終了。
ランプはノリシロがページからはみ出たので後でハサミで切り取った。
スティック糊の水分で冊子の紙がごわごわしがちなので、糊は厚すぎず薄すぎずがポイント。
冊子の「ノド」の部分にあたるパーツの角っこは、小さく逆三角形の切り込みを入れておくと、折ったときに収納されやすい。そのへんは「組み立て方」にある通り。それと、やはり「組み立て方」にあった通りにしたことで、二等辺三角形的な炬燵のパーツの3点を冊子上で仮合せして鉛筆なんかでマーキングしておいた。すると、貼り付けるときに迷わないで済む。



炬燵に咲く花 10
最終ページとなる15ページ目。
これも「組み立て方」のアドバイスに従ってだけど、1ページ単位とか、1ページ目、2ページ目……と順番に作業を進めるのでなく、1ページ目炬燵→15ページ目炬燵→1ページ目ランプ→15ページ目ランプ→1ページ目ゴミ箱→…・・・とやった。全体のパーツ配置のバランスをとりやすいのと、ページ順に作業すると、最後のほうのページは前半のページで貼り付けたパーツの「厚み」に圧されて貼り付け作業がしにくくなるので。
ノリシロにスティック糊をぬりぬりするときは、作業場が汚れないようノリシロの下に、ヤンガンとかについてたアイドルボスターなんかを敷いた。適度に紙の強度があってビッグサイズなので(新聞とかじゃガサガサするし、やわい)。
あと、この写真ではエプロンを貼ってしまっているが、本当は12ページ目でなくなるストーリーなので、慎重に剥がして正しいページに貼り直した。心配な人はコピーしておくが良し。



炬燵に咲く花 09
中央見開きにあたる8ページ目で、こんな感じ。
貼り付けに要する時間は1ぺージあたり15分前後。慣れてくると10分から12分。ゴミ箱は冊子を閉じたとき、どうしてもページからはみ出る仕様。



炬燵に咲く花 08
完成。だいたい4時間半かかった。



炬燵に咲く花 07
縦に置いて、斜め上から。



「組み立て方」で、パーツを、こう、斜めに立てる角度を「イイ感じに」とか「いい位置いい角度」というニュアンスでまとめられていたので、四苦八苦するかと心配したけど、5、6ページもこなすと、感覚がつかめてくる。



これでも簡単な部類の仕掛けなんだろうということは、よく分かる。小部数になるのもしょうがないかね。