芸能山城組 春祭2009
http://www.yamashirogumi.gr.jp/event/event.html
映画「AKIRA」の音楽を担当した芸能山城組の講演のため、中野ZEROの大ホールへ。去年も行こうとしていたけど、気付いた時には前売りが売り切れてたので見送っていた。今年は早めに申し込み、前から3列目で観賞。
曲目は、メインテーマの「金田」、敵対する暴走族と深夜の路上でレース合戦をするシーンなどで流れる「クラウンとの闘い」、潜入したアーミーの基地からフライングプラットフォームで下水道を飛んでいくシーンで流れる「ケイと金田の脱出」、鉄雄がぶよぶよとピンクの肉塊に覆われていくシーンで流れる「変容」、ミヤコ様を讃える「荘厳陀羅尼」、白い光に消えていくAKIRAと鉄雄を送る「未来」の6曲。
一番、楽しみにしていた「クラウンとの闘い」は、“ダッダーンヒーワー♪”の喘ぎ声担当の男性二人の迫力がイマイチで、ちょっと不満。ケチャで使われる竹製楽器の演奏は、ナマで観れたのものあって、ほぼ満足。全般に、もうちょっとたくさん、声楽担当の人を用意してもらっていたら、迫力が違ったかなぁ。あと、やっぱり「鉄雄」が聞きたかったので、来年の講演でやる予定で、人がたくさん出てくるようなら、行くかも。
「AKIRA」の演奏は第1部で、第2部は、和洋折衷何でもありパフォーマンス劇の「鳴神」。初めて観たけど、初演は70年代で、かなり知られた演目らしい。最終幕が、鎌田行進曲のラストをもっとカオスにした感じでとても面白かった。舞台中央の階段で、主演を張った人が“階段落ち”をやってたし。なんというか、24時間耐久コミケットスペシャルの催し全部を、ステージ上と観客席前方に詰め込んで同時進行再現するような感じ。分かりにくい? だから、エロゲ主題歌をバンド演奏してるすぐ傍で西洋甲冑を着こんだ白人がトーナメント式のスポーツチャンパラをやってるその隣で白板を使って地方の同人イベント事情を普段は中学教師をしている中年のオジサンが解説してさらにその横でアッガイのコスプレをした人が子供相手に握手会をしてる、そんな20メートル四方くらいの空間。
帰りに物販で映画のセリフが入ってない版のサントラを買った。
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