おぉぉ……。
プロレスラー:三沢光晴さん死亡 試合中倒れる 広島 - 毎日jp(毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/today/news/20090614k0000m040087000c.html
橋本が亡くなったときのショックとは、また別のショックが襲ってきている。
追悼文を書けるような状況下での死去じゃない。キューバ危機の真っ最中にケネディが亡くなったに等しい。
高山や小橋の復帰劇に、いつのまにか安心してしまっていた、こちらの甘さを、揺さぶられた。
諏訪魔が、雷陣に対して背負ったものを、アングルとしてばかり見ようとしていた自分を、おおいに恥じる。恥じても、三沢は戻ってこない。
「「医師はいませんか」との呼びかけに応じて出てきた観客の男性がAED(自動体外式除細動器)で蘇生を試みたという。」という状況が実際にくりひろげられたなら、信じられない。信じられない。観客が? 医師はいなかったのか? NOAHとして待機させていた医師は一人もいなかった? 信じられない。
今、プロレス界でもっともいなくなってはいけない男は2人。武藤と、三沢だ。プレイヤーと経営者とシンボルを兼ねられた男の片割れがいなくなる打撃は、どれほどだ。
専門誌やスポーツ誌が追悼特集を組んで、それで終えられるような事態じゃない。冥福を祈って、うかばれれば済むという事態じゃない。じゃあ、何ができるんだよ……。