コミティア97
- 昨日のティアでがっつりノド風邪(もしくは甲状腺被ばく)悪化。レベル7。
- 明けて今日(22日)。朝イチで近場の内科へ。朦朧と待合室。看護師の人に渡された電子体温計でわきの下を測った結果は37.2。平熱が36あるかないかの爬虫類体温なので、37超えは割合、緊急事態。感染症抑制、炎症抑制、せき止め、痰切り、ガーグルの5点セットを処方された。土曜の夜、気管をふさぐんじゃないかってくらいヒリハレだったものを無理やり抑えこんだ成果は……あったのはあったけれど。
- というか、つい1週間前、シャツが乾く間もなくヌルだくで歩き回っていた会場が、一気に10度マイナスって、そら良くないですよ。3日前の木曜時点で今年最高気温を都内で記録したとか言われてたので体調もそれに合わせてブラッシュアップしてたのに。ときたまごぼっ!とノドの奥から触手でも出そうな勢いで咳を繰り返すマスクマンとして各サークル様を訪ねた。
- サークル主が、退避地区になってしまった第一原発3キロ圏内の大熊町在住という《speakeasy》で、6月の一時帰宅を4コマにしたコピー誌。退避させられた家が、3年前に購入した中古の持ち家というのがつらすぎる。一時的にでも3キロ圏内に入るという選択が自分にはちょっとありえないのだけれど、そこに3月前半まで住んでいた人たちにとっては生活があった場所。放射性物質は恐ろしいけれど、それはそれとしてやっぱり思うのは「いつ戻れるんだろう……」。このあたりの感覚が、田舎を半分捨てた根無し草の自分の中にある「放射能怖いの? じゃあ、それでも東京にいる理由は?」という声と反響して、いろいろと考えさせられる。
- スケブを描いてもらった《インターホン》の人が、作風から150°くらいずれたすごい好青年だった。
- ティアマガで、過去30回のサークル参加者の平均年齢が2歳程度しか上昇していない(29歳→31歳くらい)とあって、へーと驚くと同時に、何事も若い血が大切なので良い傾向だと思った。2ホール定期開催でヤング才能がもっと入ってきやすくなったろう。惰性と馴れ合いは二番目くらいに良くない(一番目は嘘)。
- 目に付いたお休みは《夜目新聞社》など。寝違え腰痛をやられたということでお大事にしてください。……ノド風邪はロキソニン2錠くらいあれば黙らせられるけれど後で3倍返し。
- 会場に着ていった「14ガードTシャツ」の詩的魔人に、2サークルで突っ込み。1ヶ所は「詩的魔人様じゃないですか!」、もう1ヶ所は「あ! クラウス・ノミっすね!」。そこでは……ノミ?という反応で言葉を濁してしまったのだけれど、ニューウェイブのえらい人だったらしく、画像検索したら確かにそっくりな顔がわらわら出てきた。似てルー。
- 購入総額は3万7,010円。コミケで散財したので抑え気味。
- 良かった新規開拓サークルは《Nociw》《Hyla The Wet》《ぬくりあ》《ORANGE CANVAS》《UP→UP!》《リカントロピー》《みすず・GX》《うみのねこ》あたり。《Nociw》の「風のとまり樹」の、渦を巻くようなパースの感覚にくらっときた。