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  • 第157回 志らく一門会 at 内幸町ホール(http://www.shiraku.net/?p=1533
    • 満員を聞いていたところ、若干の席が残っているということで、一門会へ。残っているという席の割には、周りより一段ばかり高い、広々した視界で観られる席だった。150席ほどがほぼ満席。
    • 立川らく八
      • 演目は“猿後家”。“猿後家”というと、10年ほど前に池袋で観た、彦いちのやった“猿後家”が途方もなく面白くて、自分の中では他の落語家がやるとかなりハードルがあがってしまう演目。というか、彦いちの“猿後家”は、笑いの半分は顔芸でとっていたので、誰にも真似できるものではないのだけど。ブサイクの後家さんをヨイショする太鼓持ちのしゃべくりがまぁまぁ。
    • 立川志らべ
      • 演目は“初音の鼓”。古道具屋が売りにきた鼓を“ポンポンポーン”と打つと、隣の人にキツネが憑いて“コンコンコーン”と言わせてしまうお話。“ポンポンポーン”→“コンコンコーン”→エンドレスの部分で、どれだけテンポよく引き込むかが肝だったと思うのだけど、あまり滑らかに舌が回っているように思えず。ワザと大仰な溜めをつくったりして、リズムの変調の面白味を目指したほうがよかったかも。
    • 立川こしら
      • 演目は“片棒”。今日のお目当て。いつもラジオで聞いていた通り、喋りが煩く、ときたまウザい(笑)が、でもやっぱり面白い。前振りで、風呂屋の2階でやってた初期の一門会は、観に来た友達のお陰で一番投票の多かったこしらがトリを務めていたため、他の弟子と喧嘩になっていた、と。性格の悪さも昔から(けど、面白い)。父親が死んだら、葬式を祭り形式で出そうと張り切る次男坊の場面が、こしらの地に近い(と思われる)三下的なしゃべりとマッチして、とにかく笑った。真打昇進内定したとのことで、またそのうち聞きに行きたい。受付で(怪しい)こしら謹製コーヒーを売ってたけど買わず。
    • 立川志ら乃
      • 仲入りの後。こちらも真打昇進内定。演目は“唖の釣り”。不殺生の池で鯉を釣っているところを見つかって、驚きのあまり声が出なくなった男が、身振り手振りで言い訳を試みる“しゃべりNG”の場面が白眉。鯉のポーズが良かった。
    • 立川志らく
      • 演目は“天災”。