うーん、八つ当たりっぽい。

 http://d.hatena.ne.jp/yuzumuge/20070719/p1

そしていつしかアッパーズはヤンマガの売上げを抜き始めました。

 日本雑誌協会の部数データを参考にすると、ヤンマガの部数は印刷証明付部数で99万8,198部。アッパーズが休刊した3年前当時は、100万部を越えていたと思われる。その100万部よりもアッパーズの部数が多かったということは、ほぼ確実にありえない。アッパーズは一応、売り場争いの激しいキヨスクで売られていたから、そこそこの部数は出ていたとしても、100万部超えはありえない。アッパーズと読者ターゲット・発行間隔が同じ隔週青年誌のイブニングで21万3,417部なのに。小学館のスピリッツでも39万4,042部。
 講談社内部の縄張り争いについては、こちらも確かな事情はおよびもつかないけれど、ネタ元の人も「ところで、私が得てる情報では、」ってだけで、情報の出所に一切、触れてないしなぁ……。
 ちなみにボンボンは9万8,000部で、コロコロの96万3,334部の約1/11。別冊コロコロの18万834部の約1/2。

シリウスの創刊はアッパーズ休刊であぶれた作家たちの救済措置だったことは、創刊時点から一目瞭然でしたが、

 これも、常連作家クラスは「全日本妹選手権」の堂高しげるシリウスで「もえちり!」を連載して、「魔女っ娘つくねちゃん」のまがりひろあきが「魔女っ娘つくねちゃん+」に改題して続けてるくらいで、あとは、「ジョバレ」を短期連載した白井三二郎が「DEAR MONKEY 西遊記」を連載中、「獣国志」のルノアール兄弟が創刊から1年くらい経ってやっとホームページで連載を始めさせてもらえたくらい。創刊時の二十数作品のうち、アッパーズ出身作家は、堂高・まがり・白井の3人のみだった。シリウスアッパーズ作家のたいした受け皿にはなってない(編集の受け皿にはなったとしても)。作品の移籍先は「RED」「SUGAR(現RIN)」「R-16」を引き受けたヤンマガを筆頭に、イブニング、ゴラクなどでもあった。


 ボンボンにロートル作家が大挙して投入された事情に、アッパーズ休刊やシリウス創刊は遠因としても関与してない。