近所の本屋

帰ってきた 炎の営業日誌http://www.webdokusho.com/koushin/sugie.php#20040907で、都内周辺の本屋の話。

埼玉地区は、僕自身が住んでいる地区なのだが、ただいま唐突に開発が進み出し、京浜東北線の沿線だけをとっても、新都心、浦和、川口と大きな商業施設が出来るという。そしてその大きな商業施設には決まって大きな本屋さんがはいるもので、とりあえず来週オープンの新都心の商業施設には、紀伊國屋書店さんが700坪という大きさで出店される。

 ちなみに首都圏を担当している営業マン(僕も含めて)の印象でいうと、本の売れ方は東京がダントツで、その後に神奈川が続く。そして千葉、埼玉とかなり下がったところにあるような感じがするのだが、それは千葉、埼玉の人間が東京で本を買っているから当然のことだろう。
 ただしこれだけ大きな書店が、このような周辺都市に平気で出来てくると、そういった傾向に変化が出てくるかもしれないな。また、全国どこでも同じ現象だと思うけれど、こういう大きな出店に伴い、周辺の小さなお店はどんどん閉店していくのだ。

都内に引っ越す前、今年3月までの埼玉在住時、平日日中は都内のど真ん中にいる生活なので(今もだが)、ほとんどの本、マンガの購入には、都内のマンガ専門店や書泉といった大手、駅構内の本屋しか使っていない。特に、神保町のマンガ専門店なら(まぁ、コミック高岡なんだが)、池袋や新宿、秋葉原と比べても一日はやく(正式発売日からなら3-4日は早く)新刊が出たりするので、どうしても近所の書店で本を買う機会が減る。
ただ、土日出かけない時や、ふと思い立った時は近所の本屋だ。アフタヌーンなんかの重い雑誌や、テレビ番組誌なんかは、わざわざそこで買うように決めている。当然ながら、近所の個人店は、見るからにそう儲かってる分けではないので、微力ながらも買い支えよう、という気持ちもある。
そう決めたのは、2年かそこら前の冬の日曜、以前住んでいた埼玉の部屋の、半径500m内にある唯一の本屋へ行くと、本棚やレジ、本以外のありとあらゆるモノに、赤札を張られたまま営業してたことがあった、からだ。翌週行ったら、赤札はもうなく、今も、当時のまま営業を継続しているが、どんな修羅場を切り抜けて、営業続行にこぎつけたのか、今もって、気になってる。