『鬼畜祭り 〜遺作ホンハイエ〜 LOFT/PLUS ONE』 ②

 
 ゲストとして、マンガ家の玉置勉強氏が登場。
 来年、二見書房系のマドンナメイトから出す妹文庫本で本田氏が書く、小説の挿絵を書いてもらった縁で、とのこと。みやも氏も、上連雀三平氏と組んだ小説を書く模様。
 コミックバーズでちょっとグロが入ってる「東京赤ずきん」を連載中だから、玉置氏が呼ばれたのかと思いあたっていると、案の定その話も振られるがそこは「鬼畜じゃないんだけど、呼ばれたンで」「若いときは楽しかったけど」と軽くいなし、トークはより鬼畜度の高かったらしいエヴァパロ時代へ。
 過去に書いた「「電波ピリピリアスカちゃん」は、犯す側の男は全員自分。好きだから輪姦する」(玉置)と片鱗を見せてくれる。ほかに考えていたというエヴァパロで、宮村優子〝似〟が庵野監督〝似〟にゲロを吐くネタは編集から却下されたらしい。あと数年間マンガ業界から身を引いていた理由の一つとして、「もともとエロマンガ家なのに無理矢理サブカルに引っ張っていかれて『お前オタクだろ』って言われる。それでオタクからは『サブカルだろ』って」との嘆きも。
 それからどういう流れで出てきた話かはちょっと忘れたが、玉置氏とのトークの途中で、安田氏が本田氏に「『比平坂バージョンだ!』って後でオナニーネタにするファンがきてるよ、きっと」(安田)と突ついてたのを、本田氏が淡々と嫌がっていた(照れてた?)。


 一段落した後は、鬼畜アニメ上映会へ。「鬼畜はゲームよりアニメが面白い」(本田、みやも)との主張を、「ゲームはヌクためにつくってるから、男の姿が出てこない」と補強していく柳下氏。「こっちは比平坂先生を見たいのに!」(本田)。 
 「鬼畜大全」に画像掲載許可がでなかったので「ここに出す」(本田)ということで、『新体操(仮)』 Lesson4。「ゲームはクソでしたけど」(本田)と前置きした上で、アニメ版の鬼畜男「にくやん」(元体操選手)を褒めちぎる。
 口に拘束具を噛ませてイマラチオさせながら、乳首に電気を流すシーンで画面が真っ赤に点滅。「ポケモンショック!」(みやも)。「体の調子悪いのに……」(本田)。つーか、白目のヒロインがすごいイっちゃってて、さすが〝祭り〟に出してくるだけあると頷く。あんまり延々と続く鬼畜シーンに「子供に見せるとやばそう」(みやも)。「それ以前に18禁だし」(本田)。このあたりから、熱がある割には、本田氏の突っ込みが冴えてきていたように思う。仲田氏で、「これで生まれたのが、にくまる(@さすがの猿飛)という」(本田)は笑った。あと、上映中、小型モニターを見つめる出演者の口元が微妙にゆがんできたようで、鬼畜イベントらしくなってきたなぁ、と一人ごちる。
 ラスト、何故かにくやんのアパートに住み込んでる部員たち+女教師。「強姦されたことを認めたくないのか」(本田)。異様なオチ。「(こんなまとめ方に)ゲーム製作者は口を出さないの?」(柳下)。
 次に「鬼作」オープニングで、パンツをかぶるエロカッコイイ姿に皆で痺れる。このあたりから、柳下氏の目が冷静さを増していったような(笑)。


 本田氏が特にオススメしていた、『夜勤病棟』karte6。このシリーズはkarte2までレンタルで見た記憶があったが、以降の視聴をやめた理由だったスカトロ度が、第一期最終巻だけあって、俄然パワーアップ。
 調教した看護婦(処女)を救おうとする、怪我で松葉杖をついた元カレ(プロボクサー)に「へなちょこパンチしか繰り出せないお前に助けられるものか」と、比平坂の鬼畜振りが光る。看護婦をイかせたほうの勝ちという「なんで受けちゃうんだ?」(みやも)的な勝負にのぞむ元カレ。この用具を持ち出して看護婦のアナルにトコロテンを詰め込む比平坂。ここがいいんだよ、と本田氏が一時停止した、「好きな女のクソも食えずに!」と叫び、アナルからチュルッといく比平坂の口元に会場爆笑。ちなみに、元カレは食べようとしたところを吐き出し(「がっかり看護婦」(本田))、比平坂に殴られて横たわったまま。
 「声優さん、ずっとあえぎっぱなしで大変だよねえ」と冷静な柳下氏を横において、熱がある割に元気を戻してきた本田氏が熱弁を振るう。
 「いいから比平坂出せ」「こっちは比平坂先生を見たいのに」「Minkは何もわかっちゃいない」「ヒットしてる鬼畜ゲームは、男キャラが立ってるから」「陵辱の内容より、どのくらい変な先生が出てくるか」(夜勤病棟の新作が男キャラをイケメンに変更したことを指して)と、妹祭りの「新世紀くりぃむレモン」ダイジェスト鑑賞会を彷彿とさせる、鋭い突っ込みが入りまくり。満足。



 上映会を終え、「あのトコロテンはどうやったら入るの?」と疑問が収まらない安田氏を半ば取り残したまま、休憩へ。「みんな、カレー注文してね!」(プラスワン店員)。ラガービールを頼みました。



(後半は、明日。)