有楽町「天婦羅 末廣」

 JR山手線と京浜東北線東海道線が通るガード下の店。敗戦後すぐの時代にワープしたかと思うような、店構え。カウンターで4席、テーブルで8席ほど。狭い。カウンター席に案内されたのでわからないが、2階にもお座敷の席があるよう。でも、おそらく押して知るべしの広さ。天井付近角に置かれた14型テレビは、画面が波打ち色素が飛んでる。階段上り口に陣取った勘定係らしいおばあさん(推定年齢85歳以上)は、完全に置物として店に馴染んでる。

 「天婦羅定食」(850円)。ネタは、エビ×2、イワシイカ、シイタケ、掻き揚げ。

 恰幅のいい割烹着の女主人らしきおばちゃんが、アルマイト製弁当箱に網を張ったような容器に、油鍋からあげたばかりのエビたちを直接に次々とのっけていく。油切りしないのかよ。
 でも、これが思ったよりは油っこくなく、からっとしている。掻き揚げは中心部の油が少しくどかったが、それでも合格ラインの範疇。でも「いもや」に比べると、値段、量で一歩遅れをとるか。

 あと、店を出たあとにふらっと寄った有楽町ビッグカメラの2階電子ピアノ売り場で、流れているクラシック曲のBGMがときたま音飛びしてるなーと思ったら、野球帽とジャンパー、ジーパンの男性の老人が一心不乱に弾いてた。有楽町の名物爺さんに認定。