アフタヌーン 11月号

 四季賞出身作家、柏原麻実の新連載「宙のまにまに」。
 大島永遠の描線で永野のりこな顔のパーツに林家志弦の影もちらほら、といった万人受けしそうなくせのない絵柄に、入った高校で7年振りに出会った幼馴染・元気娘・天文部・上級生の女の子とのトキメ学園生活グラフティー、という、てらいのない1話目。こんな、こんな、普通な話を載せるんだ。
 このマンガがGUMやガオ!や大王あたりで始まった作品なら、ほぼ埋もれること確実。けれど、アフタヌーン。裏返ってチャレンジャブル。そんなんで、マンガの良し悪しとは別のところでどう判断したもんかなぁ、などと思ったり。


 それにしても、ヒストリエが載ってないアフタヌーンは読み応えが半減どころではない。来月も休みのようだし、相変わらずいらないフィギュアはついてくるしで、どうやってシュリンクされてない本を見つけようか、思案時。