イタリア「ポルノ税」導入へ、財政赤字解消の切り札(読売)

 http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20051214i404.htm

ANSA通信などによると、ポルノ映画、ビデオ、雑誌の販売などに25%の税を課す計画で、「ポルノ税」提唱者の与党議員ダニエラ・サンタンケ氏は「約2億2000万ユーロ(約315億円)の増収が見込める」と試算する。増収分は、ベビーシッターへの助成、託児所増設など、イタリア社会で深刻な少子化対策に活用する。
80年代にチチョリーナさんなどの国際的スターを輩出したイタリアのポルノ産業だが、民間シンクタンクの推計では、昨年の総売り上げは約11億ユーロ(約1580億円)。低成長が続くイタリア経済にあって約10%という飛び抜けた成長率を記録した。

ポルノ産業に従事する俳優や監督は地元メディアに対し、「もうかっているからと、ポルノだけに重税を課すのは、表現の自由の侵害」などと発言、街頭での抗議行動を呼びかける、としている。

 児童手当財源にするためタバコ税増税というニュースに、世間に嫌われまくってる嗜好品を高税率にしたら、多少は愛好者の免罪符ということにもならんかなぁ……などと弱気なことをエロマンガに当て嵌めてぼんやりと考えていたところに、なんだか偶然の一致なニュース。


 表現の自由の侵害という主張には、金持ち・権力者しかポルノという嗜好品を味わえなくなるのは不当な独占であり弱者(=非モテ?)の社会排除だ! と共感。で、それと別に思うのは、儲かってるから税金もかけられるんであって。日本のエロ産業は紙媒体ならかつかつだし、映像方面もバッキー事件などで過激なソフトはつくりにくくなってそうな気が。だから、石原もエロを弾圧するんではなくて、逆にエロ産業を振興してカネを毟りとる胴元商売に切り替えたほうがいいんである。歌舞伎町から風俗を追い出してカジノつくったり五輪誘致するより堅実な財源になるかもよ!