「虹色マンション」から第4の刺客。


アニメイト信販売より。
http://www.animate-shop.jp/webshop70/commodity_param/ctc/book/shc/0/cmc/4044578/backURL/http

書籍 月刊 少年ファング 創刊号

発売日:2006年07月19日
価格:¥490(税込)

商品説明
出版社 : リイド社

<作品>
・小林ゆき「フール◇フール」
・垣野内成美「レイスイーパー」他

 シリウス、REX、ブラッドが相次いで創刊されたこの1年。まだまだ創刊ラッシュは終わらない。こうなると偶然では済まされんなぁ。いやがおうにも狙いと見通しってやつに興味が湧いてくる。講談社シリウスを除いて、REX=一迅社とファング=リイド社は少年誌初参入、ブラッド=ソフトバンクはマンガ誌そのものが初参入。なんだ、ジャンプ、マガジン、サンデー、チャンピオンの4大少年誌が部数を落とした分のパイを狙ってる? 落とした分の読者がいまさらマンガを読んでるとは思えない。少年誌の皮を被ってマニア層の開拓? そりゃ自分は釣られてるが。自誌移籍+他誌中断の寄せ集めのREX、本気が空回りのブラッド、女性読者がばりばりターゲットのシリウス。誌名は恐竜、血、天狼星とかっこよくてハードで乱暴な少年あこがれのイメージなのに、少年から微妙にズレルか外した内容。アライブはどうでもいいや。



 では、ファングはどの層を狙うのか。本気で少年、ってことでもないだろ。



 そもそも、リイド社が少年誌なんて初めて? さいとうたかをは噛んでるのか? さいとうの少年向け代表作というと「サバイバル」か。あー、そういえば「日本沈没」公開にあわせて震災・天変地異マンガが今、流行ってるし*1、リメイクの「ブレイク・ダウン」に続く再リメイク3部作最終作品とか、どうだ。





  • 超!A&G A&G番組ニュース

 http://www.agqr.jp/modules/news2/article.php?storyid=109

「週刊少年ファング

放送時間:毎週金曜26時00分〜26時30分

出演:小西克幸水落日加里羽多野渉

内容:小西克幸水落日加里羽多野渉の3人が、週末の深夜に笑いの牙(ファング)を剥く!リスナーからの投稿ネタのみで構成する完全リスナー参加型番組。ネタコーナー満載でアナタからの投稿をお待ちしています!

 わー、地上波のアニラジなんてフォローしてるわけないだろ、まったく。タイトルずばりじゃないか。4月に始まったばかり。これでリイドがスポンサーしてるわけでもない、まったく無関係な内容だったらむなしく笑う。聞いとけば、先行情報出るかな?




 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E6%9E%97%E3%82%86%E3%81%8D

週刊少年ジャンプ2002年11号よりデビューから1年未満で初連載『あっけら貫刃帖』を開始するも、同年22・23合併号にて打ち切り。
その後加藤和恵藤山海里、佐々木ミノルと共に同人活動を精力的に行っていたが、3人と共に「月刊少年シリウス」連載の勧誘を受けた際は、アシスタント活動を重視するという理由で唯一断った。

 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%89%8B%E5%A1%9A%E8%B3%9E

第59回(平成12年度上半期)

【入選】受賞者なし
【準入選】加藤和恵『僕と兎』
【佳作】勝木洋成『Self Control』、小林ゆき『皿荒らし』、佐々木よーこ(=佐々木ミノル)『Ieon-Secret』、岩本幸朗『COLORFUL DROPS

 ティアの! 手塚賞の! その遺伝子が再起! それこそプチトキワ荘か。シリウスに受け継がれることを拒否した最後のタマゴが今、姿を現す!


 加藤と佐々木はシリウスで絶賛活躍中。その2人と同時入賞していた小林。
 仲間内で一番早く連載デビューを果たしていたわけですよ。それが打ち切り食らって、後出の仲間がシリウスをしょって立つようになって、焦りもあったろうなぁなんて想像するわけですよ。PRIDE選手入場前並みのバックストーリーが頭の中に流れる流れる。


 赤マルジャンプというか、手塚賞が、マンガ家養成所として優れているか、せっかく育てても見る眼がないから金のタマゴを他所に流してしまってるか、赤マルから出て集英社で活躍してる作家をよく知らないので、そこの観測ができない不勉強さをちょっと悔しく思う。

  • ジャンプ新人漫画家&赤マル関連スレ ログ保管庫

 http://www.geocities.co.jp/AnimeComic-Tone/6204/xxx.html

 このあたりで勉強させてもらおうか。


 同じ同人サークル「虹色マンション」出身でシリウスに描いてる藤山海里は、

 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B5%A4%E5%A1%9A%E8%B3%9E

第52回(平成12年度上半期)

【入選】受賞者なし
【準入選】尾玉なみえ純情パイン
【佳作】青山海里(=藤山海里)『3年4組はーい!』、ゴーギャン『超☆嗅覚戦士犬マン』、久保秀樹(=クボヒデキ)『釣りバカニッシー<愛称>』、ミセキ健『24時間ドリーム』、草壁達也『ボ番』

こっちの出身。




  • あっけらかん、と:「あっけら貫刃帖」を知ってますか?

 http://blogs.dion.ne.jp/edge219/archives/635392.html

  • あっけら部屋

 http://www.geocities.co.jp/AnimeComic-Name/2350/akkera/akkera.html


 結果的に打ち切りを食らったものの、決して評価が低かったわけでもないようだ。




 http://bookotumami.blog35.fc2.com/blog-entry-44.html

以下、この色の部分は書店向け媒体より引用です。
「コミック界の爆裂フェスティバル『月刊 少年ファング』! キーワードは「お祭り」!
毎号、完全燃焼する「祭」のようなコミック誌を展開! 目指すのは熱かった頃の少年誌!」
タイトルとお祭り関係ないじゃん!!
しかし、熱い。
古臭いといわれそうですが、我は大歓迎です。
大げさなセリフやムチャクチャな展開いっぱいだといいなあ。
で、またも引用しますと
「魅力のベテラン作家による連載、新人作家の積極的な起用。」
って、「魅惑の」じゃね?ってのは置いといて、リイドのベテランというとさいとうたかを先生な
イメージですが、うーん、リイドお抱えとは限らないですよね…。
ベテランが今の子供にウケるのを描く様を見てみたいなあ…。

作家が不明なんで、作品予定だけまた引用でご紹介。
「和風ファンタジー スポーツ ギャグ 学園コメディ ファンタジーバトル 美麗キャラ企画」
「美麗キャラ」が男女どっちなのかで、雑誌の方向性が決まりそうです。(そうか?)
つか、和風ファンタジーはバトルしないって事でしょうか?
少年誌でバトルのないしっとりした和風FTもいいですね!
時代劇とゴルゴ13リイド社が出す少年誌って事自体、すでに可能性未知数ですからね。
期待してますよ!!
面白かったら、ここにまた書きます。
書かなかったら…まあ…うん。

「月刊少年ファング
・発売予定日:7/14
・ページ数:約644P
・出版:リイド社
・予価:490円(税込み)

 ホント、煽りが無駄に熱い。「美麗」って修辞がいかにもリイド的というか親父臭いというか。あと、こちらの書店向け情報だと発売の日付が5日早い。12日とか15日ならともかく、14日発売のマンガ誌ってほかにあったけ?

  • 〜ものかきの繰り言2006〜 - しかしこう

 http://d.hatena.ne.jp/gms/20060602#p1

うーん、うーん、うちの店でのコミック雑誌の売れ行きなどを見ている限りでは、そんなにマーケットがあるとはとても思えないのですが、去年ぐらいから未だに色々と創刊が続いています。最近も、『ブラッド』とかいうのが出ましたし。……全く売れていませんが(^^; 売れている所では売れているのかしら。

現在、かつて日の出の勢いだった『少年ガンガン』でさえ付録次第で売り上げが激しく増減、恐らく付録なしで掲載マンガの力だけである売り上げ出せている月刊コミック誌って『月刊少年マガジン』と同『ジャンプ』ぐらいだと思うのですけど。

特に、低年齢層向けなんかは、「ゾロリ」バブルで盛り上がっていた『ブンブン』も落ち目、老舗『ボンボン』は瀕死の重体の所に無理矢理に抗生物質をがんがん打ちまくっていたら院内感染で新しい細菌が出来てしまいましたみたいな感じになっているわけですが。

どういうマーケティングしているんだろうなぁ……。

実質『コロコロ』一人勝ちの状態なので、そこに切り崩す余地があると踏んでいるのかもしれませんが。

どうなのかな〜……何故こんなに不審と不安を強く主張しているかというと、月刊コミック誌は無駄に分厚い上に、売れない物は徹底的に売れない為に非常に邪魔だからです(笑)

まあ売れないと、加速度的に配本減っていくんですけどね。

 そういえば、読んでないけれど、月刊はマガジンとジャンプが双璧ですでにあった。発行部数でどっちも100万超えてたよな、確か(うろ覚え)。そこを狙ってもしょーがない。マニア向けに偏るか、「かつてあったような少年誌」というノスタルジーで攻めるか。月刊少年誌をうたっても、真正面から切り崩してくるわけがない。
 ブンブンは日の出の勢いだと思ってたのに、もう落ちてきてるのか。売れない月刊誌がとことん邪魔というのは、そうなんだろうなあ(笑)。ブラッドは2号目から目に見えて減ったし。

*1:こちらなど参考に。→http://d.hatena.ne.jp/soorce/20060530#p1