第2回バーニングブラッド賞 第1グループ17作品から。

  • バーニングブラッド賞 | Web★ブラッド

 http://web.comicblood.jp/burning/w_BBC2_B2P1_1.html


 12/19(火)午前まで投票受付中。17作品全部読んで投票するやつは本当にいるのか、などといぶかしむよりまず、手を動かせ目を動かせ。なかなかつらい作業になるかもしれないが、ざっつちゃれんじ。






「ガール・ランチ・ア・ミサイル」(冬屋善廊)【URL

 これは意外と。幸先いい。でっかいミサイルを抱えた金髪版GOGO夕張な女学生が、触手型宇宙人打倒のため今日も、戦う。これ(→ミサイルを抱えた金髪版GOGO夕張な女学生)を描きたい! というのがはっきりした一発ネタがイキイキ。

「Rainy Days」(作画:内海まりお、原作:アカハネ)【URL

 突っ込み突っ込まれの会話劇……って、前振りだけで終わった漫才みたい。鐘一つで退場といった感じか。

魔法少女キスリロ」(草薙大)【URL

 勘所を押さえないまま、とりあえず机の引き出しにあったトーンを張ってみましたか?

「鬼断」(夜異夢)【URL

 すごい。中学生の落書きが交じってる。

「イヌがらのネコ」(柳沢宏、坂本広太)【URL

 これはいい。犬に育てられて犬みたいな猫、ちびっこい少年、少年より背が高くて空手が得意な幼馴染の少女。データの二人と一匹をからかってきたヤンキーがチョップ一発で「つーか、もういいや」と去っていく“くだり”がなんかリアル。出番の少なかった犬な猫との日常を読んでみたい。

なんでも屋第5種」(nemo2.jp)【URL

 ありがち設定を見せられた上、能書きが多い。

「鬼想天外」(若林裕介)【URL

 ありが(以下同

「また来てメルヘン」(棚藤温)【URL

 4コマ。普通のマンガで読みたい絵柄。そっちのほうが映えるっしょ、おそらく。

「宇宙人襲来!」(空野アキラ)【URL

 テンポは悪くないが、ギャグの半分くらいが滑ってて、気分を削ぐ。

「海の星のクロコン」(杉野泰造)【URL

 ロボダッチみたいなキャラクターたちが見てて飽きない。見開きが17作品の中でもっとも迫力があり、ノドの発生しないブラウザービューワーのメリットを生かした。夢オチは特にオチてるわけでもないが、思索的なまとめ方の違和感もない。ポイントを与えるしても、その種類が他の作品とちょっと異なってくるか。

「土曜日の魔女たち」(まつをかをる)【URL

 良き児童の出る良き児童マンガ。手品娘が可愛いし。

「エンジェルズ・クライ」(ジョージ金星)【URL

 表紙を見て笑ってしまった。15年前当時の画力のイダタツヒコが利き手と反対の手で、さらに使い慣れないペン先で描いたような。これを人前に出そうと決めたのはどこのどいつですか。

タウリン100kg」(仲マ健之介)【URL

 うーん。オタネタヤンキーネタ……も、まぁ悪くはないいんだけど。もっと独自の世界観を(とかお茶を濁してみる)。

「太陽の拳」(アーテック)【URL

 表紙を見て笑ってしまった2回目。しかも32Pもあるよ拷問。ブラウザービューワーは、クリックでどんどんページを飛ばせるから楽だなぁ。

「ブラックラン」(浅倉銀呼)【URL

 クライマックスの見開きが、ひどくミニチュア感でいろいろと台無しなのがちょともったいない。

「MYTH -ミス-」(ななしの)【URL

 解像度の粗いブラウザで読むには適さない小さな吹き出し級数で、損してる。自分の19インチモニタでそうなんだから。でも、何が起きて何をしようとしてるのか、表情や動きでちゃんと分かるのでそのあたりの構成力は、そこそこ力量を見た。

「楽しい卓球部」(かぢばあたる)【URL

 やっぱ、これだけフレッシュな面子の中にあなたがいらっしゃるのは、どうかと思わざるえない(内容には触れない)。





 総評。第1回より、2極化が激しくなった。読めないやつはとことん読めない(読まずにctl+W)。投票する作品を選ぶのに、苦労はなかった(消去法という非常手段をとらずに)。どれに投票したかは、だいたいのところを憶測してくれ。