コメントへのお返事と自分の今のスタンス。

  • 読売新聞3/19朝刊16-17面で児童ポルノ法改正「単純所持」に関する記事

 http://d.hatena.ne.jp/bullet/20080319#c1206024768


>しかも、それでも駄目なもんは駄目って言われたらそれでおしまいです……。
関心の薄い人に関心の薄いマスコミが偏った情報を元に偏った記事を垂れ流す行為は、簡単かつ効果的なだけに、ことさらやっかいです。
ですが、こちらは、「表現の自由」や「捜査権の乱用」といった抽象的な原理原則を極端でない具体例に分かりやすく落とし込んで冷静に伝えていき、理路だった話のできる相手だと認識させることで、偏った情報元の感情的になりがちな側面と対比させていくことが、地道だけれども今のところの最良なのだろうなと考えます。
それに、こちらは規制の緩和や新法を求めておらずゾーニングなどの自主基準に論点をもっていく形になるため、対案を出さない(出す必要のない)という点で、「口に出すのは批判ばかり」というネガティブな印象をもたれやすい。そこの回避は、原理原則に沿った主張による方法が比較的やりやすそうです。
そのためには、一通りの関連法規の中身と違憲判断の検討状況などを、国内と海外主要国について勉強して把握する必要がありますけれども。

>筆を折らないように、これからも目がはなせないところですね。
そうしようと思います。



これまでの規制推進派の状況を見ると、「キモいオタクイラストのポルノを愛でてる」といった、後ろめたさを突いてくるようなことは表立って見受けられないので、規制反対・慎重派の側から、そういった本音があるんだろうという裏読みは、あまり声高にしないほうがいいのかなと思います。「そんなつもりはない」の一言で済ませられますし、推進派の言い分にわざわざ擬似的な正当性をコーティングする心配があると思うし、そういった一種の卑屈さで足元をすくわれても馬鹿馬鹿しいですし。
規制するだけの被害や法的根拠があるのかないのか、それと規制によるメリットとデメリットのバランスに絞った形で、なるべくやっていくほうが良いのだろうと思います。