20日目。花見じゃなく選挙を中止しろ。

花見は自粛を=被災者に配慮必要―石原都知事 (時事通信)
http://news.nicovideo.jp/watch/nw46711

東京都の石原慎太郎知事は29日の記者会見で、東日本大震災に関連し、「桜が咲いたからといって、一杯飲んで歓談するような状況じゃない」と述べ、被災者に配慮して今春の花見は自粛すべきだとの考えを示した。
石原知事は「今ごろ、花見じゃない。同胞の痛みを分かち合うことで初めて連帯感が出来てくる」と指摘。さらに「(太平洋)戦争の時はみんな自分を抑え、こらえた。戦には敗れたが、あの時の日本人の連帯感は美しい」とも語った。
都は既に、花見の名所となっている一部の都立公園について、節電などのため入園者に宴会自粛を呼び掛けている。 


石原の妄言を借りるなら、まさに「“選挙が始まった”からといって、“候補を選んで投票する”ような状況じゃない」だ。


わざわざ福島まで出向いて福島知事と話した後の会見で「原発推進」を明言したり、ヨウ素が検出された金町浄水場でコップの水をガブ飲みしたり、こっちの神経を逆撫でして体張ってますアピールで興ざめさせるばかりの人間のくせに、自分は復興支援のための公務で忙しいんです選挙活動なんかしてるヒマはないんです何ならこの非常事態に選挙カーでガソリンを消費しているやつこそ不謹慎だ、くらいのつもりでいるようにしか見えないから、なおさら姑息に思えてくる。選挙活動したくても不謹慎イメージに配慮せざるをえない雰囲気を醸成して押さえ込む、姑息なじーさん。


花見について言うと、確かに、夜間にライトアップしての花見は無理してやる必要はないだろうよ(http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00196274.html)。でも、日が出ている時間にやっちゃいけない理由が、太平洋戦争時の美しい連帯感を持つため、なんて狂ってるとしか言いようがない。


花見でよくあるトラブルを仲裁するための警察官の大半が被災地支援で出払っているせいもあるって?
それなら、数千人単位の人手を借り出す都知事選挙も中止しろ。選挙ポスターをはるための選挙掲示板がそこここの道路脇に設置されはじめたのは、3/11の地震の後からだ。掲示板を立てる予算と人手は即刻、液状化現象でどうしようもなくなってる千葉の浦安市の支援に回しとけばよかった。


計画停電、各交通機関の混乱などの状況も踏まえ、公演を開催した場合に、ご来場いただく皆様の安全確保が危惧されるため」という理由で5月のハガレンイベントが中止になった(http://yaraon.blog109.fc2.com/blog-entry-1338.html)。この判断を妥当とするなら、1,067万9,880人の都民有権者を投票所に誘導する一大イベントの都知事選挙も中止が妥当だ。もっとも、石原の思惑からすれば、「安全確保が危惧される」という理由で投票所に行かない有権者が増えれば、震災で下がることが確実の投票率がますます下がって、固定票を持つ自分の当選確率がさらに安泰になるという寸法になるわけだ。


選挙活動と花見に自粛を強要するなら、震災で心理的にも生活維持の面でも疲れた1,000万都民に、今後4年間の都政に対する冷静沈着な判断を無理強いする行為こそ止めろ。



数ヵ月後には、40〜60キロ圏内も退避が必要になると思う。福島市郡山市なども対象になってくる。


長谷部あつし ≫ 水/原発事故/東電社内と住民/広報車
http://hasebe-atushi.sakura.ne.jp/wp/?p=3397

小名浜地域の医療生協関係者や事業所をたずねました。いろいろ教訓めいた話がいっぱいです。
孫の友だちの東電社員が、建屋爆発直後に、「2〜3日後には最悪の事態の可能性がある」と言っていて、家族で市外・県外へ転々と避難されたかた、お連れ合いの弟の東電社員が「いわきからは避難したほうがいい」と言われ、避難所生活から親子で県外へ避難したというかた。
東電社内のどういう情報かは定かでありませんが、いわき市住民に伝わる全国情報とはかなりのかい離があったと言うほかありません。

いわき市の方へ原発からのおおよその距離です。平40km、小名浜50km、上田60km、勿来65km

http://twitter.com/usa_pom/status/47514939228815361