コミティア116
- 10時35分頃、最後尾到着。ピーカン。じりじりと暑い。週間天気予報ではピンポイントで雨の可能性もあったが、前日で降りきってくれた。だいぶ建設がすすんだ東7、東8ホールの脇をぬうように歩いて、11時10分頃、入場。
- 《ひまわりらんぷ》で新刊……の通販の申し込み。え? 船戸せんせーに会場頒布の予定を尋ねると、難しげな表情。なので、送料込み400円を払い、宛名シールに住所氏名を記す。今月末に発送予定とのこと。楽しみが伸びたね!
- 《ring》でtoi8のポストカードが頒布されていたので、どーいう繋がりか尋ねると、旦那さんですと。マジですか。夫婦そろって好きな、ファンをさせてもらっているマンガ家orイラストレーターの人って初めてかも知れない(たいていは結果的に片方しかファンでない)。
- 《すじ(素路)》で、ティアマガのサークルカットページに連載?されてた穴埋めマンガのまとめ本。穴埋めの性格上、ページが飛び飛びで掲載されるので、箸休めだとしても読みづらいのはそうだったので、まとめて読めてうれしい。
- 《おおきめログハウス》の新刊は台湾旅行記。台湾は街のいたるところに、悲しそうな目をした犬がいるらしい。
- 《あとづけ》をまた買い逃したので、次回は午前中に寄ること。
- 《富沢ひとし》で委託?されてた、去年9号目で休刊した画楽・magの「EX」という本。
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- 書店では一度も見たことがなかったので、即売会用に作られたのかな? 経緯はイマイチ不明。肖新宇(ショウシンユ)という中国のマンガ家の「門主(グランドマスター) 序章」という読切が超絶画力(http://www.garakunomori.com/?page_id=2691)。そのうち本編も読めるのかしら。
- 《うだつフラット》でペーパーを“パピルス”と呼んでて、なんかいいなと思った。「新刊お願いします……今回もパピルスなの?」みたいな。
- 《どじんち》にて、ペーパー(背中の真ん中に性器がある少女の話)欲しさに冬コミで入手済みの既刊をもう一冊。その後、別のサークルで、冬コミで入手済みの件を伝えればペーパーだけもらえたのにと。……よい本は何冊あってもいいもんだ。しかし、さらに追加で見せられた、昨年出た画集の表紙の裏にイラストを描く中村せんせーの動画にはショックを隠しきれず。なぜ、自分は自宅から画集をもってこなかったのか。
- どうでもいいが、ティアのWEBサイトから「サークル名辞書テキスト」をDLして入れてるので、「どうが」を変換すると一番最初に《動画Studioじゅんじゅん》というサークル名が出てくる。一度も寄ったことがないのに名前だけ覚えてしまった。
- 《人界の歩法》で、去年11月のティアで頒布された読切の「リテイク版」をいただく(前のを購入した人は無料でいいとのことだったので)。
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- 半年前の無印版に比べてセリフが整理され、キャラクターの思考がくっきりはっきりした印象。
- 最近目にした、《軌道ラウンジ》とかに描いてた帝国水素という人のツイッターやブログがなんだかすごいことになっていた(ツイッターは鍵閉中)。20歳代前半であそこまで激烈な生き様のティア系作家をほかに知らない。
- 《さくらとじょんそん》の新刊は、前から読んで、さらに後ろから読むと、真ん中でぴったり合わせ鏡になるというギミックの本。得た経験、辿った思考の過程は異なれど、結論は同じ。最後の選択は自分自身で。こーいう本が読めるから、同人って。
- 《鉄幻コークス》で2年ぶりの新刊。いい。なにがってタバコ吸う女子がいい。
- 《形而上的プラネタリウム》の新刊は、「アンドロメダ」シリーズ終了から4年ぶりの新シリーズ(単発読切除く)。前シリーズよりはちょっと暗めの始まり。
- 《Mogravity装置》の新刊は手作りゴミ箱。
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- 内側しか絵がないのはさびしいという人は、もう一個、裏表逆に作って重ねるといいぞ!
- 《NUu》の3冊目の合同誌は「五十嵐海(17歳)」をめぐる競作。ミステリー仕立ての伊藤正臣「オラージュ」、双子姉妹の掛け合いが小気味良い大澄剛「天秤姉妹」が良かった。
- 《MARU PRODUCTION》のペーパーで、「事件記者トトコ!」が5月売りハルタで最終回との告知。さびしいけれど、次の新作を楽しみにしています。
- お休みはサークルは、あれーここが?というところから、今回もか……というところまで各々。2年ぶりに新刊が読めるとワクテカしてた《Dogdays》のお休みはちょっと堪えた。
- 「マッドメン展」含め展示系を回る時間は取れず。
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- というより、気づいたら4:00の拍手が聞こえてきた。しかし、終了まで歩き回ったのは久々の割に、買い逃し以前に時間切れで寄り付けなかったサークルが多すぎた。《JEWEL BOX》《GOP》《メガネハイパー》《熱帯森々雨模様》《電市》《えのころ工房》《よつは薬局》《ミラクルvs葛根湯》《月刊製作委員会(仮)》……これ以上はテンションがだだ下がりするだけなのでやめとく。3ホール開催はやっぱりちょっとも気を抜けない。
- 購入総額は50,900円。5万超えも久々。2時頃に入手物をクロネコ送りにしたので、後半もペースが落ちなかった。
- 良かった新規開拓サークルは《宇宙のしたらへん》《hounori》《深海魚星グラス》《くーこの本》《シベリアシャツ》《疎瀬》《KNOTS BAND》《ブロッコ・リー農園》《シベリアシャツ》《WHIRL POOL》《あおひげくらぶ》《MP-ML》《ペタルダと野花の杖》《C5H9NO4》。
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- 《深海魚星グラス》のイラスト集。少女たちの目がぞくっとくる。
- 《シベリアシャツ》の「しゃけと犬と生活 創刊号」は1コママンガ集(でいいのかな?)。熱心に本の説明をしてくれた著者ご本人の方=シャケと犬と街歩きする主人公。そこまではよくある話だけど、主人公の外見もイコール著者ご本人そのまま。本当にイラストから飛び出てきたかのような。次のティアも出られるならシャケの剥製をプレゼントしたいくらいの。
- この前、1巻が出た「聖樹のパン」のチーフアシだというつながりで知った《くーこの本》で、バリ旅行エッセイマンガの前編。現地人にカモられそうになるのを回避するの繰り返しで、本当に楽しくなさそうな様子が面白おかしい。
- あと、A3のペーパーマンガを「THESE FOOLISH THINGS」と「大蛇」というタイトルで頒布していたサークル。
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- 奥付にあたるものがないことに気づく。名刺とかもなし。ティアマガのサークルカットを全部見直し、似た絵柄のサークルをチェックして回っても、該当なし。次に出会うのを偶然に任せるには惜しい作品なので、来週の読書会でしらみつぶししようかと。
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- 帰り、最寄り駅の書店で《ABXXX》の人の読切が掲載されたエレガンスイブの最新号を入手。さほど大きくなく小さくもない、ほどほどの規模の書店で、ここまでほとんどの女性コミック誌が揃っている店が地元にあるというのは、有り難いなぁ……。
- 《kohlab》の人の読切が載ったウィングスは電書版が出たら買う予定。
- 《スタジオキノボ》の商業単行本は、都内のマンガ専門書店で面陳しているところを何件かみかけた。
- そうそう、ティア前日におそるおそる足を踏み入れた部屋ですが、心配していたコバエの群れの発生はなく。去年、グリーンカーテン用のプランターにまいて、余ってた虫除け炭(蚊取り線香の成分を染みこませた炭)を土の上に敷き詰めておいたのが効いた……ように思う。
- ここから備忘録。
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- ずいぶん久しぶりに肉体労働系のボラ活をやってみて、「やだ……これすごいお役立ち……」と実感したアイテムは以下。使用環境はピーカン、最高気温26〜27度。
- 帽子
- 自分が使ったのはブラックのワークキャップ。ブラック色だと熱を集めて逆効果のように思われるかもしれないが、日光をさえぎる効果のほうが大きい。日差しを防ぐのが目的のため、ひさし・つばがあったほうがよい。
- 革手袋or軍手+ゴム手袋
- 倒壊した柱や壁板を扱う時用。これがリアルにヤバいのは、デフォルトでサビた釘がぼこぼこ飛び出ている釘バット状態だから。なので扱う時は、できれば革手袋がマスト。自分は用意しておらず、ボラセンターの支給コーナーでも品切れだったので、軍手の上からゴム手袋をかぶせて代用した。
- ゴーグル
- 割れた窓ガラスの収拾時に効果を発揮する。わずかな破片でも眼球にアタックされるとマズイというのは、想像しやすいと思う。ただし、ゴムバンドが自分のヘッドサイズにあっていないと、孫悟空なみの強烈な締め付けと戦う羽目になる。ずだ袋にぎりぎり入るか入らないくらいのサイズの破片は、まずムリヤリ入れてみて袋の口を閉じ、その上から瓦の破片など叩いて砕くと良い。
- 極太ペン
- ずだ袋にナニを入れたのかを袋の表面に書いておくのに使う。一目見て分かるように赤色とかが良い。チームを組んだ人に支給されたり持参したりしているのを借りても良いが、その人がチームをたまたま離れていたりする場合もあるので、なるべくあると便利。
- 安全靴
- 前述の釘バット的物体などから足元をガードするため。自分はバイク用ブーツで代用。
- 防塵マスク
- 花粉用マスクよりは、3Mの排気弁付きとかのほうを推奨。隙間を無くしつつ、息苦しさは和らげるため。ただ、ゴーグル同様、ものによって締め付けはきつい。
- 水2リットル以上
- 近場に水場がないなら、500mlペット1本とかではとても足りない。ポカリみたいな電解質に気を使っている系でなくとも、普通のミネラルウォーターとかで良い。今回はボラセンターで割と気前よく配布してくれていたので、有り難くいただいた。
- 塩飴
- フィリピンのジャングルで数十年自活していたソルジャーなみに塩分を体が求めるので。2、3個あると結構ありがたい。
- 汚れてもいい長袖+長ズボン
- オシャレしたい人はそれでもいいです。実際、なんか異性との出会いを求めてるっぽい人もチラホラいたので。
- 救急セット
- サビ釘が指に刺さったりした場合、ボラセンターまで近い場合はいいけど、遠出していた場合、きっと困ったことになりそうな気がします。倒壊注意の赤紙が貼られた家の軒下で作業とかもあったりしたので、不測の事態の確率は低くなさそうな気がしました。
- トイレ
- アイテムというか要確認事項。これも遠出の場合、先に済ませるか、派遣先の近所の有無をまず確認しておいたほうが良いように思った。一帯のライフラインが停止してまず困るのはトイレと風呂。
- 帽子
- ずいぶん久しぶりに肉体労働系のボラ活をやってみて、「やだ……これすごいお役立ち……」と実感したアイテムは以下。使用環境はピーカン、最高気温26〜27度。
- 名前をカタカナで書いたシール(写真のやつ)を「利き腕の反対側に貼ってね♪」と指導されたのに、別の日にいった別のボラセンターでは、問答無用で利き腕のほうに貼られた。どっちやねん。
- まだ使えるだろうというソファやらテレビやら冷蔵庫やらが、道路の端のあちこちに。無料収集のお触れが出たので、これ幸いとばかりに、ということらしい。
- 派遣先で、「まだ使えるので」と檜の板材を軒下に移動してくれないかとおばあさんからの依頼。崩れたトタンと屋根材をどかし、トラックに詰め込み、ようやく移動し終えたところで、息子夫婦登場。「そこに置いたってしょうがない……」と置き場所でおばあさんと揉めはじめる。10分ほど悶着の後、別の場所へ再移動。徒労感、苦笑い、連帯感。
- 1時間ほど残し、その日の作業を終了。派遣先の隣の家のおばさんと30分くらい立ち話。平日は仕事なので週末しか片付けができず、いつまでたっても家のなかがぐちゃぐちゃなのに、ボランティアを頼んでもきてもらえないと(優先されるの身寄りのないお年寄りとか全半壊の家など)。半分グチみたいなのを聞くのも活動うちデス。
- 時間が余ったのは、割り当てられた住所が存在せず、近所に同じ名字の家もないという伝達ミスの結果。徒労感、苦笑い、連帯感(リフレイン)。
- 遠い親戚の教会の施設を借りて、一泊500円でボラ仲間に貸し出し、集めた500円玉は教主の人に寄付しているという猛者。関西から車中泊3日目の猛者。福岡から新幹線通いの猛者。猛者がいっぱい。
- 月並みですが、一日も早い、日常の回復を。