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ちょうど1週間前、洗濯に取り掛かろうとドアを開けると、先月の中ごろから近所でときどき見かけるようになっていたネコがいた。ドアを開けたまま、洗剤を洗濯槽の中に溶かしていると、勝手に部屋の中に入って洗濯物をスンスン嗅いでいる。気にせず作業をつづけ、部屋の中に戻ると、足の間をさっとすり抜けて、ドアの横でゴロンと横に。別に腹が減ってるようでもなく、50cmほど離れた距離でししゃもを上下させてみても、特には興味を示さない。それでいて、こちらの姿が視界から消えると、部屋の中に入って洗濯物をスンスン。ドアを閉め、しばらくして洗い終わった洗濯物を取りに出てみると、その時には姿が見えなくなっていた。次の日、駅までの道を歩く途中、ふと見かけた伝チューの貼紙で、「……あれ、このネコって……」。毛の模様、首輪の形、首輪のアクセサリーの種類から、貼紙の迷子ネコにどんぴしゃ。
それから1週間がたって今日は雪とみぞれ。まだ再会には至っていない。
2/11。
- 森広隆「planetblue」
- あさっての待機列では、これをヘビーローテーションしましょう。
2/8。
- 別冊少年マガジン 3月号
- お、今回の話は、巨人のナゾ解明に向けた伏線が複数。巨人は消化器官を持たないので、食べた人間をあとで吐き出す。巨人は榴弾攻撃でも殺せる。巨人2体を生け捕りにした。
- 巻頭カラー新連載の評価は、次号の2話目待ち。
- コミックメガミルク 09
- ともつか治臣が初巻頭カラー。
- 米井さとし/梶研吾「任侠姫レイラ」4巻
- カネと保身のためにやるから八百長って言うんですよ。プロレスのブックは、生き様を客に魅せるため。「そんなの当たり前なんだから、書きたてるほうが無粋」とか言う輩は、自らもカネと保身に塗れてることを吐露してるに過ぎない。むき出しに暴き出された本音が、相撲とプロレスでどっちが醜かったか。それは明らかでしょう。
- そういったヤオ・ガチ論とは別に、今回の検察リークは、八百長を賭博に利用してた暴力団を潰すのが2番目の狙いだと思う(プロレスは売り興行にヤクザが絡むことはあっても勝負の結果は埒外)。1番目の狙いは、社会保障費削減→財源としての消費税増税の議論を覆い隠すため。消費税を上げる前に相続税を見直せ。今、年間で80兆円という相続資産のうち、課税対象分は1兆円前後に過ぎない。これを10倍の10兆円前後に高めれば、消費税をもう5%引き上げたのと同じ財源を生み出せる。不況が長引けば消費税からの税収の増加は見込めないが、高齢化社会の進展で相続税の増加は見込める。相続税の課税を回避するため、生前贈与と自己消費が進み、景気を刺激する。
- フクイタクミ「ケルベロス」5巻
- カトウハルアキ「ヒャッコ」6巻
2/7。
購入なし。
2/5。
- 「高杉さん家のおべんとう」3巻発売記念 柳原望サイン会 at 有隣堂横浜駅西口コミック王国
- 初めて訪れたコミック王国。地下街にある書店で、食品店街などに向かう地下通路を、ひっきりなしに通行人が行きかう。短い待機列を、その地下通路の脇の階段付近に並ばせるので、マンガは「サザエさん」や「じゃリン子チエ」くらいなら……という感じのおじさんおばさんが物めずらしそうに立ち止まって見ていく。で、そこからサイン会のブースも丸見えという、ある意味お得感がある空間になっていた。
- たいていは参加者の平均年齢を押し上げているほうの自分が、今回は珍しく押し下げるほうも役割になってたかも。デビューから20年くらい経ってるはずだし、デビュー当初から「ぱふ」のベスト新人・読切に選出されたり注目されてた人なので、昔からのファンも多いみたい。サインをもらってる間ほとんどしゃべるタイミングを持てなかったのが心残り。別れ際に、がんばってください、くらいが精一杯でした。
- 柳原望「高杉さん家のおべんとう」3巻
2/4。
- GONG格闘技 3月号
- タニマチのドンキオーナーに切られそうSRCがイチャンモンをつけた日沖×高島ライターのインタビュー目当て。「実際、試合当日になって契約を結ぶような試合があったようですし、」という高島ライターの言葉が事実無根で、これにドンキオーナーが、そんな団体は支援できないという感じに怒った、とSRCは主張。これが本当に事実でないなら、HPでいきなり抗議文を載せるとかしないで、版元と個別交渉して、イーストプレスのHPと次のゴン格に訂正文を出させればいいし、イメージダウンになるドンキオーナーとの内幕をワザワザ暴露する必要はない。また、事実無根だとして、この程度の間違い一つをあげつらってスポンサーを降りるとか言い出すドンキオーナーも狭量。おそらく、もともとドンキオーナーが撤退の口実を探してたところに運営の不味さを分かりやすく指摘した言葉がを見つけた、それを持ち出されたSRCがなすすべなくなって責任をゴン格に転化しようとした……って感じじゃないかと邪推。
- 84ページで、昨年末、修斗日本協会の役員が、有力選手を含む複数人の関係者から、「経理に関する不正への疑念」を理由に役員解任を迫られた、と。その役員は、アマチュア修斗の運営にも携わっており、そのアマ修斗にワンデートーナメントの安全面やルール面で改善すべき問題点をジム運営者が指摘していたことも背景にあった、と。「オールラウンダー廻」は、まさに修斗のアマルールで地区大会のワンデートーナメント準決勝を戦っている最中だけど、KO狙いでなく「ポイントを取って勝ち上がるゲーム」になってしまっているというアマルールの見直しが現実に起きれば、それに合わせて廻達の戦い方も変わってきそう。
- 松原隆一郎という格闘技大好き大学教授が、3ページに渡るインタビューで、年末の格闘技2興行の総括。これがめっぽう読ませる。ボブサップのドタキャンに象徴されるようなゴシップばかりに注目が集まり、「ガチンコの世界なのに表だけで楽しめない」ことを由々しき事態と指摘する。裏を読むことに楽しみがある、屈折した格闘技であるところのプロレスとは本来違う、ガチが魅力のはずの総合が、ガチで相手の腕を折りにいく姿勢が持ち味の青木に自演乙めがけてドロップキックを出させてしまう。それじゃあ、罵声による盛り上がりはおきても、静まってしまえば客は離れていく。ワモノ同士のどちらが勝つか負けるかに純粋に焦点が当たっているUFCやストライクフォースの勢いに比べれば、その差は歴然。まずは、会場に居るファンだけじゃなく、テレビの視聴者に面白い試合はストーリーをもって届けられていないのが、まずいようだ(そこの問題はプロレスも同じ)。
- あと吉田豪の「U.W.F.戦史3」書評を読んで、やっぱ吉田の人は文章うまいわ、と思った。「3」は多分、読まない。
1/31。
購入なし。
1/30。
- ナショナルジオグラフィック 2月号
- ナショナルジオグラフィック 2000年5月号(バイキング特集)
- ナショナルジオグラフィック 2003年3月号(スキタイ特集)
- ナショナルジオグラフィック 2003年6月号(恐竜の体力特集)
- 下の3冊はブックオフ105円コーナーで。
- しかくの「ラ・プティット・ファデット」
- ケメコデラックス! SET01
1/29。
購入なし。
1/27。
- ヤングキングOURS 3月号
- まんがタイムきららCARAT 3月号
- 中村珍「羣青」中巻
- 市川容疑者の本は読んでないのだけど、殺したイギリス人女性をどんなふうに想っていたか、書かれてるんだろうか。その彼女を殺した後の数週間の気持ちについては、どうなんだろうか。そういうことを考えさせる。
- やまむらはじめ「天にひびき」3巻
- Ivan _Boogaloo Joe_ Jones「Sweetback」
- Grupo Fantasma「El Existential」
- Medeski, Martin & Wood「Evolution In Revolution」
- Wisp「The Shimmering Hour」
- Funeral For A Friend「Hours」
- bonobos「オリハルコン日和」
1/24。
- アフタヌーン 3月号
- 槇絵きたねー。何話ぶりか誰か調べてー。次号は、弩馬のヌンチャクと槇絵の変形三節棍の中折れ武器対決。変形三節棍は、両先端から横に突き出た刃を竹馬の要領で踏み台にしたアクションがあったので、ヌンチャクも隠しギミックとかあったらうれしい。
- 四季賞2010冬のコンテスト発表(審査員:かわぐちかいじ)。准入選に《惑星家》の「let's roll」。ティアで買って読んで、ヒロインの前向きさがうまく描かれているなぁと感じていたので、これはうれしい。准入選はポータブルに載らないのがもったいない。他の准入選では、長谷川真司/近森文宏の「インベーダー」が面白そう。ちば賞みたいに、上・中位の入選作はWEBにも載せてくれないかな。
- 読切。奥田亜紀子「心♡臓」。長くは生きられないみたいでどうにも投げやりな日々をすごす女子高生と、父さんの反対を押し切って自分なりに頑張ってるつもりだけど思うようにならず中途半端な日々に悶々とする青年。そんな2人の物語がゼロ距離で交錯。交錯というか、青年は女子高生で、私はあなた、僕はキミ。ちょっと舞台と時間軸はずれてるけど。だから、女子高生の黒おかっぱの頭の上で、青年はいつ芽が出るのか分からない農作業に励む。「頭山」のような演出に、ずいずいと引き込まれる。1羽のカラスが校舎の屋上の縁を歩く女子高生にちょっかいをだし、青年は死ぬ。足元がふらついた女子高生は、あぁ死んだ、と思ったけれど、落ちた先はすぐ下の屋上のコンクリの上だった。女子高生の投げやりさを引き受けた青年は死んで大勢の参列者に弔われ、青年の頑張ろうを引き受けた女子高生は泣いて、青年が耕した女子高生の頭の上の畑は花を咲かせた。それがとても命に満ち溢れて、美しく見える、そんな読切。