インド洋津波のシュミレーション
はてなダイアリー - kom’s log(12/28)で紹介されていた産業技術総合研究所作成の津波到達までのシュミレーション。
http://staff.aist.go.jp/kenji.satake/animation.gif
赤と青に色分けされてるのはどうしてなのかと思い、http://staff.aist.go.jp/kenji.satake/Sumatra.htmlの解説を読むと、赤が押し波(上げ潮)で青が引き波(引き潮)ということだった。色が濃いほど波高が高い。なるほど。
インド沿岸の被害がずいぶん報道されているけれども、シュミレーションを見ると、その向かい側、マレー半島のほうで、津波が押し寄せる前に、TBSの「日本むかし話」などで見た記憶のある例の海岸線が下がっていく現象が出現したようだ(解説でも触れてるプーケット島の位置はここ→http://www.goto.phuket.com/maps/region.htm)。
津波 - Wikipediaの説明も参考にすると、
過去の津波による証言や昔話等の伝承に「水平線の彼方まで水が引き、その後に巨大な津波が襲来した」といった事実があるが、これは諸条件が合致して起きる例であり「津波の起こる前に海面が引く」とするのは俗説である。
海岸に押し波が先に来るか、引き波が先に来るかは、震源直上の海底がどちらに動いたかによって決まり、どちらの波になるかの予測は難しい。
必ず起こる現象というわけではないよう。
インド沿岸で引き潮現象が起きていれば、俗説を思い出して助かった日本人もいく人かはいたのかもしれない。