夢雅 1月号


 「再開待望号」という名の休刊号でござい。「来年の春には新雑誌が発刊できるよう考えております。」とのこと。例の件の影響もあったのか。このときは「毎号買うほどではない」と書いていたが、たまに買ってもいいか、くらいには昇格していたので、休刊はちょっとさびしい。来春が待ち遠しいね!!


「NASTY ANGEL」(にくきうー)

 名前はよく見たり聞いたりする割に、作品を一本きちんと読むのは初めてなのだが。……すごいマンコを描きますね、この人は。京都の人体模型の会社でバイトしてたときに毎日眺めてた、鉄の網棚に列を成して並ぶ局部模型を久々に思い出したよ。もちろん、ピクリとも反応するような代物ではなかった訳だが。そして、3Dの模型にはなかった色艶が2Dのこのマンガにはなまめかしいほどあるという(笑)。クレヨンタッチな女の子の顔とのギャップがまたソソル。

「LOVE×3 (後編)」(上乃龍也)

 メキメキ力をつけてる上乃は、最近、女子中高生制服モノの作品ばかり目につくような気がするがそれぞれ趣向を凝らしてあって、飽きさせない。見下ろす視点のフェラ顔とその口元が、あいかわらず必殺のエロさ。伏せ目と微妙な伸縮を感じさせる口元が、ポイントである。

「月狂い (最終話)」(冬長)

 悪魔もどきに改造された不思議ちゃん女子高生の情緒不安定ぶりを、柔肉の“たわみ”にリアルなエロスを感じながら、賞味せよ。最終話だけ読んでもよく分からないのかな、と最初は思ったが、これは1話目からそういうつくりの構成だったのではないか。バックナンバーを漁ってみよう。

巻中カラー「絶叫!! 産婦人科24時」(めいびい)

 最近個人的に増えてきた、同人で知った作家が商業デビューしてました第○段目。プリキュア同人が初買いだったアーマード銀閣寺こと、めいびい
 クラスメイトのひそひそ会話に出てきた「ニンシン」トレンドに乗り遅れまいと、天然入った金髪お嬢が「ワタクシ」「ニンシンしたいんでございますの」と、妊娠確実保証の怪しい産婦人科に乗り込んで、肉棒全身マッサージやら膣内チャクラ刺激やらで、エロエロというめちゃめちゃな話。
 めいびいの北欧ポルノな気品を感じる絵柄で、とにかく勢いのある馬鹿エロがノンストップで延々続く。
 注射器で直腸妊娠、マッサージで皮膚妊娠、5カウントダウンの後の射精ゴシック体3連発で笑いまくれイキまくれ。切れ長の流し目が印象的な看護婦二人組みも、お気に入り。

「依早(よりは)姉さん ハードな仕事」(四万十曜太)

 四万十曜太の女性キャラクターはちょっとお馬鹿が入ってることが多いが、この話は新境地を開こうとしてるのか、ナンセンス+痴呆に磨きがかかっている。乳のデカさも作者の過去最高を更新してんじゃないか? 

「あの人の気持ち」(よしの)

 エロに入る前、導入部のメイド女子は可愛いのに、いざ睦事に入ってからがいけない。消し炭で汚れたようにしか見えないあばら骨の影と、ヒルが這ってるような体液の描写は……。修行あるのみ。

「サディスティック・ストレッチ」(滝れーき)

 少女マンガっぽい絵柄は、エロマンガを描くには好みではないが、見るべきところはそこではない。こんなのありか、アクロバットセックス(そんなジャンルはない)。
 レスリング部員同士、ガードポジション状態の交合から、まず頂点へ。次は、ボストンクラブで胴体を高々ともちあげられ、突き出たペニスに別の女子レスリング部員がブリッジ状態で合体。そのままの体勢から、ボストンで両足を固めている女子の股間へ男子の顔がうずまって、最後は、超人タッグ選手権専用必殺技として即採用されそうな固め技でキメ。