きくちひでゆき風に。

「神様の在処 YOU-GOD 神様の在り方」(

今日も今日とてダンボールを開けて、潰して、整理、生理。


今日は、こんなの買ってたんだなぁ、というコピー誌が奥のほうから。いままで買ってきた同人はコピー誌からペーパーからすべてとってあるので、たまに意外な出会いもある。


99年8月に池袋サンシャインであったコミティアで買ってたらしい。ページの間から、NEXT PROJECTとお題のついた「月姫」の予告ペーパーが出てきたので、当然ながら「月姫」の人気を知ってとりあえず買ってみた、ということでもないはずだろう。鉛筆の描線、絵柄をチラ見でそれなりに気に入ったのかしら。


……、うーん、やはり、そのときのティアは、噴水広場で、「グラップラー」を終了したばかりの板垣センセが、次作の無印バキに関する構想を語っているのを熱い視線を送りながら聞いていたことくらいしか覚えていない。世界中から犯罪者が日本に集まってホントに何でもアリのストリートファイトを繰り広げる、という無印バキ序盤の例の展開だ。ドリアンが独歩の顔を爆撃した後、痴呆になっちゃってからだんだん面白くなくなっていったんだよなあ……。今や、人外の戦いにまでステージをあげちゃってるわけだが。正直、今のチャンピオンはそんなに読みたいマンガがない。


話がずれまくってるが。
同人の中身は、人工神をつくったものの、信仰者が自分しかいない上、命名するのに借りてきた古代の神の名前もマイナー過ぎて全然力のないドジっ子神様は、料理が下手糞でした、という同人にありがちなとりとめない内容。たぶん、ゲスト原稿を描いてる、はまだ、という人の猫耳少女のほうを気に入って、100円だから買ってた、なんてところなんじゃないのかな。


昔買ってた同人は、今見返すと、なんでこんなの買ってたんだろうなあ、という本も少なくない。けれど、単行本や雑誌に比べると、捨てるまではふんぎれない。単行本や雑誌は「商品」だけれども、同人は、なんというか、カネを出して買ってるものではあるんだけれど、ちょっと臭い言い方をすると、自分にとっては「手紙」に近いかもしれない。直で、手渡しで買ってる分。「手紙」は捨てらんないよな。たとえ二度と会いたくない別れた彼女の、だったりしても。





――6年前くらいにワゴンセールで売ってたレンタルビデオ用の「妖獣教室外伝3 聖母のエクスタシー (成人指定版)」を観ながら――