コミティア93

YJ新増刊、期待大?


  • 10:00到着。快晴、というか今日も熱波。にもかかわらず、西ホール外の駐車場に待機列という無常。ホール前の館内広場を見本誌コーナーにあてたのと、隣のホールで別の非娯楽系イベントをやってたので、仕方ない措置。とはいえ、そうと知ってたら30分くらい遅くきてたのに。「……じゃあ、開始30分前まで館内で涼んでればよかったじゃん?」「それはできないのが性(さが)」。 11:00の10分前、ゴンゴンを音を立てて競りあがっていくシャッターに、おぉモビルスーツ格納庫みたいとひとりごちながら入場。
  • 《にこらてすら》の新刊は、隠れプロレスファンのOLの日常を描くネタ。この人は、どんなにドラマティックな題材も日常の中に落とし込んでしまう「ああ、あるかも」変換能力が途轍もないと思う。この人が描くと、ネクロ・ブッチャーフのァンな女子とかもリアルにいそうな気がしてくる。
  • ハックス!」の人の突発コピー誌の「万能少女マルチツールまどか」ってなんぞ? アフタでやる次回作?
  • 《末端タベルナ》の合同誌で描いてたサムという人の絵が、スリムな「地獄のミサワ」で青春マンガという感じで、なんか新鮮だった。ところで「カッコカワイイ宣言!」の1巻が出たら、「デトロイト・メタル・シティ」の1巻が出たときみたいな買い逃し難民続出の予感がするんだ。
  • 《アイボリタワー》でケータイ☆まんが王国内“コミックYA!”連載の「クロスワールド」1話〜3話を収録した新刊。ケータイでは元の原稿をこんなふうに画面割してたのかとか、各話サブタイが連載時と異なるとか、いろいろ。残り6話のオフセ化もお願いしたいところだけど、何より切に連載再開だよなぁ。
  • 《前途洋々だ会》で委託されてた500円もする《反=アニメ批評》の18禁アニメ評論集。「(「催眠学園」の論評で)メタレベルの母性的承認によって……」とか云々する記述の連続に「うるせーよ(笑」と突っ込みつつもどこかニヤニヤしながら読んでしまう。
  • 《OVER LIMIT》で持込強化のためしばらくティアお休みします告知。がんばってください。
  • 《えのころ工房》3年ぶりの長編新刊。《eggoil》では「leveler」シリーズ全10巻が完結。待ち遠しかった本や長期シリーズの最終回を手にすると、しっかり読むべしと思う。
  • 桃ラー本はなんとなく手が出なかった。なんとなく。
  • 挨拶は本を手にする前にこちらからを心掛けよう。「……あれ、○○さんですよね?」は、きまづい、非常にきまづい。
  • 行き忘れで完売は《猫街》。見つからずの完売は《かりんとうフェア(大沖のいつもの覆面サークル)》。 タッチの差で完売は《サークル丙》。
  • 表紙を兼ねた1ページ目が、開いたドアの手前で逆光を背にした黒髪・サンダルの女性が「あの/隣の部屋のもの/なんですけど」と部屋の中に呼びかけるシーンのA4サイズコピー誌。どこにも奥付がなったので、サークル名等の情報、もとめます。
  • 購入総額は2万7,500円。夏コミ直後にしては買った。
  • 出張編集部。ヤンジャン編集部が出す、漫革→月刊ヤンジャンときて今秋またリニューアルする名称未定新増刊の作家ラインナップが期待できそう。作家名なしキャララフオンリーの告知チラシからは、水あさと(っぽい絵)、大野ツトム(的な絵)、青木俊直(としか思えない絵)、室井大資(そのものの絵)、なかせよしみ(新刊で本人も告知)の5人がわかった。今日マチ子っぽい絵もあるけど自信なし。ほかにも知ってるはずだけど誰だっけ……という人が何人か。*1チラシの右端から3人目に単眼少女。大手商業で単眼ネタは初? 集英社生え抜きの作家がほとんどだった月刊ヤンジャン時代に比べると、“青春とヒロイン”というテーマの反映もあって、創作畑の実力派を多く起用してくる感じになりそう。
  • 収穫になりそうな新規どころは《しましまの》《まよいばし》《しろかっこう》《路地裏萬亭》《成安マンガ部(成安技芸)》《全日本鬼嫁愛好会》《キツネツカ》《SuuPii》。大正時代(?)の女子制服をテーマにした《成安マンガ部》は企画性が強そうなサークルだけど、継続して活動していってくれるとうれしいかも。

*1:【9/1追記】まさかね……と思ってあえて名前を出してなかった山田穣せんせー、どうやら確定っぽい(http://picnic.to/~zerry/)。チラシだと左から6番目、メガネ+お下げ+短パン+裸足の娘がそう。あと、右から9人目の娘はもしかしたらF4Uかも。