コミティア107

ティア30周年、「ジョー」もお祝い。

  • 前回に続いて今回も雨なの?なんなの?革ジャン駄目にしたいの?と週間天気予報を睨みつけながら迎えた今日。雨マークを月曜にパス、また日曜にパス、午後から午前にパスと来て、結局すべてフェイントだったらしく、パラつきもせず。良かった良かった。
  • 2年ほど前から、つきみくんシリーズに続く第二弾、プじょし!シリーズを送り出していた《おしゃれ団ひとり》が、いきなり、バラモンシュウ&ケイのファンブックを投入。聞くと、最近すごくバカ兄弟熱が燃えていると。水の代わりに吹かれたビールが目に直接入ってたいそう痛かったそうで、次に大日本行くときはやっぱりちゃんとシールド用の東スポを買っていこうと誓う。カラテ経由で贈呈されたファンブックがいつか凶器としてマット上に登場することを期待。
  • こちらも何の前触れもなく復帰された《A-O》。過去日記を調べると、最後に本を買ったのは2007年の夏コミだった。それが最後の参加なら7年振り。継続参加の予定はあるよう。是非また。
  • 百合キス本の《降格部》は新刊なし。
  • 《金はないが愛はある》の新刊「チヅコとハナ」。ブラックと切り捨てたくない勤労のドラマ。チヅコはモテる娘。一人サークル参加になってからのほうが好きだ。
  • 熱くて(厚くて)フレッシュな合同誌2作。《Mogravity装置》で西村ツチカや《つゆくさ》など迎えた「グループC」。大王に召喚されてごぶさただった《つゆくさ》をティアに再登板させるという功績。《LostWomen》と《TUNEBiT》も合体した合同誌は“昼休み”がテーマと思わせて裏テーマ“三白眼”が主題だったという。三白眼いいよね!(《Mogravity装置》の過去作でも主張したことあったなぁ……)。
  • いつもコミケで本を手に入れてた《苔化機器》が参加。ティアはずいぶん前に一度参加したきりだったところ、この前の冬コミを落選してしまったこともあって、らしかった。シリーズ10冊目を機会に新しいタイプの本を企画しているとか。期待。
  • 《電市》でA4フルカラーをセロテープで貼り付けた変則大型サイズのマンガ。貼り付けられた板磁石の使用方法がちょっとナゾでもある。
  • 《くろ谷はるむ》で前回新刊登場の詩人JKを脇役にした続編っぽいマンガ。これはさらに続きそう。
  • 《はしくれ工房》の新刊「僕はどうしたいんでしょう(プレビュー版)」。明日やる、今度はやるとつぶやきながら、まだ何も形にできていないボク/ワタシ。身につまされる。
  • セブンイレブンで小冊子コピーした新刊をそっくり家に忘れ、唯一手元にあった提出用見本誌をガレリアのファミマでコピー、新刊間に合ったという話を某サークルで。お疲れッス。
  • 《浅田製作所》で無料配布してた、実家の街のアーケード擬人化マンガ。作者の人と地元ネタでひとしきり盛り上がったり。地元のゆるキャラのラスボス扱いは妥当。
  • 最近、上巻を読み終わって下巻に入った高田大介の「図書館の魔女」というファンタジー小説。ヒロインの頭脳明晰高飛車少女を《夢のチョモラン王国》の人の挿絵で脳内合成して読むと面白さが何倍にもなることに気づいた。
  • 欠席は《スター書房》とか《ばんぶーぱいん》とか《夢と笑うな》とか《航海王子》とか。《夜目新聞社》の連続欠席はそろそろ本気で健康の具合とか心配になるレベル。
  • 某サークル2で「「重版出来!」が個人的に嫌い」とカムアウトしたところ、案外と共感が得られたので安心した。理由の一つがマンガ業界の自画自賛が鼻につく点。業界というか、マンガ編集部か。マンガ編集部、頑張ってます!ってマンガで持ち上げるのってどうなの? 「編集王」をスピリッツでリアルタイムで読んでた時は、そーいうシャラクササを感じなかったのに、これは作品の違いなのか年月の経過なのか。「重版出来!」の出来自体は決して面白くなくはないだけに余計にシャク。
  • 差し入れ用にとカルディでたまたま仕入れたウォーカーのミニチョコチップが「これ好きなんですよ!」と複数のサークルでえらく好評だった。じゃあ当面これでいこう。自分はCHIBA方面から来られたサークルでもらった殻付きピーナッツをモグモグ(明日は鬼の日)。
  • 出張編集部。リイド社がCOMICクリペロンという初耳雑誌の出展。カゼナオールみたいなセンス。創刊は2年くらい前みたい。オータムリーフにほぼ週一ペースで足を運んでるのに全く知らなかった。あと、成年マーク付きエロマンガ誌の出展は何気に初めてのような気がする(ケータイ系除くと)・・・・・・ってWEB雑誌なのね(http://www.kuriberon.jp/)。道理で店頭で見たことない。エロマンガ誌は基本、編集が直接サークルを廻って開拓するもんだと思っていたけれど、収穫はあったのかしら。
  • 併催イベントは一切、聞く暇がありませんでした。残念。帰り際に、メディア祭功労賞記念コーナーだけ駆け足で。きみぴこ、おめでとー。初めて足を運んだティアは99年の池袋開催のやつでした。噴水広場で刃牙死刑囚編の構想を板垣せんせーが語ってた。
  • 購入総額は3万3,400円。こちらは手応え十分の収穫。
  • 良かった新規どころは《ミラクルVS葛根湯》《喜怒快楽。》《シャルル》《さかだちマンモス》《もちほっぺ堂》《けっちゃり》《片腹食堂》《めだま》《POPPOP》《目薬少女》《未開の西方》《屋根裏眼鏡》《雨ニモマケル》《もりそばガッツ》《凹凸玄関》《H.W.Street》《綿本おふとん》《カモニク》《入らない》《わるだくみ》《くもりっぱなし》など。というか、良いと思うから手に取るのであってほとんどの新規どころは良いのだ。
    • 《片腹食堂》の「わたしのトモダチのはなし」の収録の“良い祖母と孫の話”が良かった。これは吐き気がする。
    • 今回のPixiv人気作家によるニューカマーサークルは《もちほっぺ堂》に注目。“くびれ”のない、丸太のような手足と胴が魅力的なキャラクター。
    • ギャグ系はクリーンヒット2本。《彦二部屋》で恐竜JKの恋バナ本。下校途中(下校?)、プテ太(プテラノドン男子)に子供の頃からちょっかいを出されつづけているスピ子(スピノサウルス女子)が「(プテ太はスピ子が)好きなんじゃないの?」とからかわれ「やめてよー/もう高校生よ?」「というか/次あったら/仕留めるし」。最終的にどうなったかは読んでほしい。《もりそばガッツ》の8コママンガ「朝起きたら」シリーズも大笑い。LOVEに満ちてる。